先日phaさんの「電子書籍とブログって何が違うの?」という文章を読み、最初そのタイトルに違和感を覚え、そりゃ全然違うだろうと内心突っ込んだのですが、よくよく考えるとそうとも言えない。思えばこのタイトルと同じ問題意識を何度も文章にしている人を自分も知ってるじゃないかと思い当たりました。それは『クラウド化する世界』などの著書で知られるニコラス・G・カー(Nicholas G. Carr)です。 phaさんが問題としているのは主にコンテンツの流通と課金ですが、カーはそれだけでなく本を本たらしめるものは何か、それは電子書籍によってどう変わるのかということにフォーカスしており、こちらのほうがより普遍的な問題でしょう。本文ではカーの文章を紹介しながら「本」と「インターネット」の間の一線について考えてみたいと思います。 本の「アプリ」化 まずiPad発売と同時期に書かれた「The post-book b
※この記事は「辺境社会研究室」で9月29日に公開された記事「電子書籍戦争は終結、本はアマゾンのものになった」を、著者の了解を得て改題のうえ転載したものです(「マガジン航」編集部)。 概要:アマゾンが発表した新しいKindleは79ドルという価格攻勢により電子書籍端末の決定版となった。アマゾンが電子書籍市場を支配することで、読者、出版社、書き手のあり方はまったく異なるものとなっていく。 79ドルのインパクト ここ数年続いた電子書籍をめぐる狂想曲は、完全に終わった。終わりを告げたのは、始まりを告げたのと同じ、アマゾンだった。9月28日に開催されたアマゾンのKindle発表会は、そう確信するに十分な内容であった(下はその映像)。 アマゾンが最初に電子書籍端末Kindleを発表したのは2007年11月のことだ。初代Kindleは白黒のE Inkディスプレイ、やぼったいデザイン、電子書籍に対応するだ
Amazon.comは、長らくそのリリースがうわさされてきたタブレット「Kindle Fire」をついに発表した。価格は199ドル。さらに、タッチパネルを搭載した「Kindle Touch」を99ドルから、Kindleの最新世代モデルを79ドルで販売する。 米Amazon.comは9月28日(現地時間)、長らくそのリリースがうわさされてきたタブレット「Kindle Fire」をついに発表した。価格は199ドルで、11月15日から出荷される。日本での発売は不明。 合わせて99ドルの最新E Inkタッチパネルディスプレイ搭載「Kindle Touch」と、その3Gモデルである「Kindle Touch 3G」(149ドル)も発表(出荷は11月21日)。さらに、第4世代Kindleが79ドル(非広告付きモデルは109ドル)で販売される。 編注:初出時、非タッチの従来モデル(Kindle Keyb
5月辺りから話題を集めていた米Amazon.comのタブレットがいよいよその秘密のベールを脱ぎ捨てたようだ。「Kindle Tablet」という名称で、まずは7インチタブレットが11月に250ドルで販売されるという。 5月辺りから話題を集めていた米Amazon.comのタブレットがいよいよその秘密のベールを脱ぎ捨てたようだ。 米国テクノロジーメディアTechCrunchなどが伝えるところによると、当初予想されていた7インチと10インチのタブレットのうち、7インチが先行して11月末に発売され、10インチモデルは2012年第1四半期に発売されることになりそうだ。10インチクラスのタブレットがほぼiPadの独壇場であり、HPのTouchPadがたどった運命を考えると、これは賢明な判断だといえる。Appleが参入していない7インチのタブレット市場については複数のベンダーから相次いで製品が発表されて
欧米ではすっかりメジャーになったAmazonの電子書籍端末「Kindle」。ビブリオマニア兼ガジェットマニアには垂涎の製品だが、これをハックすることで日本語入力やネット閲覧まで可能になるという。いい年した大人の「夏休みの自由研究」を見よ! きんどるちゃんと怪しいハッカーのおはなし 2010年11月、国際送料をケチってアメリカ出張中に購入したAmazon Kindle3。Linuxで動いていることは事前の情報で知っており、帰国後すぐに中身をいじり始めました。 Amazon Kindleは、無料の3Gネットワークを通して世界中で書籍を購読できる、世界シェアNo.1(2010年の出荷台数)の電子書籍端末。 物理キーボードは付いているけれども、「読む」ための端末なので、文章のコピー&ペーストや本格的にノートをとることはできません。もちろん日本語入力などできません。でもちょっと待ってくれ。文字を書き
No Kindles in cafes? You’ve got to be kidding. This is an affront, not only to readers and gadget lovers, but also to the spirit of cafes! Many indie New York City cafes now heavily restrict, or ban outright, the use of Kindles, Nooks and iPads. Evidently, too many coffee shops in town have had their ambience wrecked when itinerant word processors with laptops turn the tables into office space. Su
アイパッドやキンドルなどの電子書籍を体験する子どもたち=神戸市灘区永手町4、市立灘図書館(撮影・笠原次郎) 米国企業に続いて日本企業も今年、端末を発売し、本格普及の兆しがある電子書籍。実際に操作を体験できるコーナーが神戸市立灘図書館(神戸市灘区永手町4)に開設された。県内の公共図書館では初めての試み。週2回の開催時には行列ができるほど人気を呼んでいる。 電子書籍の端末は、米国でアップルがカラーで多機能なiPad(アイパッド)を出し、白黒だが目の疲れにくい「電子ペーパー」を使ったアマゾン・コムのキンドルと競争。日本でもシャープ、ソニーが相次いで商品を投入し、普及に向け動き出している。 同図書館の指定管理者「神戸新聞・TRC(図書館流通センター)グループ」が、iPadとキンドルを各1台導入。iPadは画面を指でなぞって本のようにページをめくる。絵本や小説のほか、動画や音が出る電子絵本もある。キ
Publishing Industry is looking for a Project Manager - Digital Magazine Production. next job Advertising Specialty Institute is looking for a Circulation Analyst. next job Random House U.S.A is looking for a Senior Publicist, Vintage Anchor. next job Trident Media Group is looking for a Contracts Assistant. see all Kindles and iPads are closely competing this holiday season. While more people curr
日本では、大手出版社や印刷会社、デバイスメーカーや携帯キャリアなどが集まって提携や新サービスを発表するなど、eBook/電子書籍の話題が花盛りだ。シャープの電子書籍リーダー「GALAPAGOS(ガラパゴス)」などはその典型例だろう。こうした状況は米国でも同じで、つい今夏には米Amazon.comにおける電子書籍の売上が、紙の書籍であるハードカバーの売上を上回ったというニュースが報告されるなど、“電子書籍”に関しては一足先にトレンドがやってきている状態だ。 デバイスではAmazon.comの「Kindle」が8割近いシェアを獲得してほかを圧倒しているが、一方でSonyの「Reader」やBarnes & Nobleの「nook」などライバル陣もラインアップの拡充や積極的な値下げ攻勢で対抗しており、すでに市場競争は激烈の一途をたどっている。2010年4月にはこのような市場にAppleが「iPa
大ヒットとなった iPad や kindle などの登場で、電子書籍の存在感はますます大きくなってきているように感じる。 一般ユーザーは電子書籍をどう考えているのだろうか。 インターネットコムでは、goo リサーチと協力して、電子書籍に関するアンケート調査を実施、その結果をまとめた。 調査対象は、全国10代〜60代以上のインターネットユーザー1,097人。男女比は、男性52.6%、女性47.4%。年齢別は、10代16.6%、20代18.2%、30代21.2%、40代16.4%、50代15.6%、60代以上11.9%。 まずは、電子書籍を知っていると答えた91.9%(1,008人)に、実際に電子書籍を読んだことがあるか聞いてみた。 「はい」と答えた回答者は、29.5%(297人)、「いいえ」と答えた回答者は、70.5%(711人)となった。実際に電子書籍を読んだことがあるユーザーは3割
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く