中高生の喫煙減に有効!?値上げで2割が“禁煙” 昨年10月のたばこ値上げをきっかけに、それまで喫煙していた中高生の約2割が“禁煙”したことが14日、厚生労働省研究班の調査で明らかになった。一方、毎日喫煙している中高生のうち、たばこ自動販売機用の成人識別カード「タスポ」を家族や知人から借りたことがある生徒は63・3%に上り、タスポ導入直後の2008年度の前回調査と比べ約1・5倍に増加した。 研究班代表の大井田隆・日本大教授(公衆衛生学)は「自由に使えるお金が少ない中高生の喫煙を減らすには値上げが有効だといえる」と話している。 調査は昨年10月、無作為に抽出した全国の中学校と高校計244校に調査票を送付、今年3月末までに170校の9万8867人から回答を得た。 調査結果によると、昨年10月の値上げまで喫煙していた中高生は3・6%。2・9%はその後も吸い続けているが、0・7%は値上げを機