越前松島水族館(福井県坂井市三国町崎)は29日、坂井市丸岡町荒町の用水路で、アマゾン川流域に生息する体長40センチの熱帯魚「セルフィンプレコ」が捕獲されたと発表した。 ペットショップで販売されている魚で、飼育主が現れなければ、同館で展示する予定という。 ナマズの一種。口は吸盤状でコケを食べる。目玉が大きく、唇が厚く、ひょうきんな顔が人気。地元の小学生らが22日に網で捕獲した。水槽の壁面や底に張り付く習性があり、元気な様子だという。 同館は、水温20度以下では生きられないことから今春以降に逃げたか、捨てられた可能性が高いとみている。コケを食べるコイなど生態系への影響が懸念されるため、同館魚類飼育係の河内航平さん(25)は「飼育者はきちんと管理するという責任を果たしてほしい」と話している。