セルビアの民族主義者ら約1万人が29日、同国の首都ベオグラード中心部で、ボスニア・ヘルツェゴビナ内戦時の大物戦犯ラトコ・ムラジッチ被告(69)を拘束したセルビア政府に対する抗議デモを行い、一部は警官隊と衝突、約100人が拘束された。フランス公共ラジオなどが伝えた。 旧ユーゴスラビア国際戦犯法廷(オランダ・ハーグ)は内戦中の1995年、ボスニアで6千人以上が虐殺された事件などを指揮したとして、ムラジッチ被告を起訴した。セルビア政府は今週中に被告を同法廷へ引き渡す予定で、被告の逃亡を支援した人々に対する捜査も進めている。 一方、セルビアには被告を「内戦の英雄」とたたえる声も根強く、デモ隊はこの日、議会前などで移送反対や政府退陣を主張。一部は警官隊に投石するなどした。(共同)
防衛省が今秋の「航空観閲式」開催に向け準備作業に着手したことが29日、分かった。震災への支援に追われるなか、自衛隊内からは「戦力と基地機能を被災地支援と危機管理に集中すべきだ」(幹部)との批判が出ている。 前回の航空観閲式は平成20年10月で、今年も10月に航空自衛隊百里基地(茨城県)で開くことを想定。2月に航空幕僚長通達で準備要員の派遣を各部隊に求め、約60人を招集した。大震災発生で部隊に戻したが、4月中旬に再び同規模の要員を百里基地などに集めた。 今月に入り、防衛省内局が北沢俊美防衛相に航空観閲式を含む自衛隊行事を開催するか判断を仰いだ際、北沢氏は「淡々とやるべきだ」と指示。これを受け空自は20日に「実施構想について」と題する通達を出し、詳細な式典計画を各部隊に提示した。 実施構想によると、82機の飛行や展示を行った前回に比べ航空機は60機以下に減らすが、招待客は前回の約7千人より多い
5月29日、イエメン南西部のタイズで政府軍がデモ隊に発砲し、少なくとも6人が死亡、約120人が負傷した(2011年 ロイター/Khaled Abdullah) [サヌア/タイズ 30日 ロイター] 反政府デモが続くイエメン南西部のタイズで29日、政府軍がデモ隊に発砲し、少なくとも6人が死亡、約120人が負傷した。 現場にいたロイターのカメラマンによると、前日に逮捕されたデモ参加者の釈放を求めて市庁舎周辺に集まった抗議者らに対し、警官隊が実弾や催涙弾、放水銃を使って散会させようとした。 また、首都サヌアでは、1週間にわたる政府軍と最大部族ハシド族との衝突で115人が死亡したとされるハサバ地区で、29日夜に計7回の爆発音が響いた。 一方、南部アビヤン州の州都ジンジバルの住民によると、国際武装組織アルカイダとみられる武装集団約300人が同市を制圧。この戦闘で、武装勢力側3人と市民3人の死者が出た
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【モスクワ=貞広貴志】ロシアのプーチン首相は28日、昨年8月から実施してきた小麦など穀物の輸出禁止措置を7月1日付で解除すると発表した。 昨年、干ばつで6100万トンに落ち込んだ穀物収穫高が、今年は8500万〜9000万トンまで回復する見通しとなったのを受けた措置。高値での取引が続く世界の穀物市場に好影響を与える可能性がある。 この日、首相と会談したズプコフ第一副首相(農業政策担当)は「今年の作況は良好で、輸出を再開しても国内価格の高騰は避けられる」と報告し、首相が禁輸解除を決めた。 世界第3位の小麦輸出国だったロシアの禁輸は、世界的な穀物価格の高騰を招き、主要輸入国だったエジプトで反政府運動が起きる要因にもなった。
トリポリ(CNN) フランスのドービルで開かれていた主要国首脳会議(G8サミット)は27日、首脳宣言を採択して閉幕した。首脳宣言にはリビアの最高指導者カダフィ大佐の辞任を求める文言が盛り込まれ、これまで北大西洋条約機構(NATO)軍によるリビア攻撃に批判的だったロシアのも足並みをそろえた。 ロシア政府はこれまで、NATO軍によるリビア空爆は国連安全保障理事会が承認した市民保護の委任から大きく逸脱するものだとして空爆に強く反対してきた。しかし、ロシア国営RIAノーボスチ通信によると、メドベージェフ大統領は「カダフィ政権は正当性を失った。カダフィ氏は辞任すべきだ」と述べたという。 メドベージェフ大統領の会見の直前に、G8首脳はロシアに停戦に向けた調停を求めた。カダフィ政権も以前からロシアに調停を求めており、数カ月間に及ぶ戦争終結への道を模索していると見られる。 ロシア外務省が26日に出した声明
政府は、アフリカ東部のジブチに、自衛隊初の本格的な海外活動拠点を6月1日に開設する。 ソマリア沖で実施中の海賊対策の強化が当面の目的で、今後は中東・アフリカ地域で行う自衛隊の国際貢献の拠点とする方針だ。航空機の駐機場や整備用格納庫など、ほぼ恒久的な施設を保有し、自衛隊にとって事実上初めての“海外駐留基地”となる。米国はテロ対策などで同地域を重視しており、日米同盟の強化につなげる狙いもある。 ジブチは、ソマリア沖のアデン湾に面し、アラブ諸国とアフリカ諸国の間に位置する。自衛隊が現在行う海賊対策の警戒・監視活動の拠点となっている。 ただ、自衛隊は現在、首都ジブチ市にある米軍基地に約2年間間借りしており、今後も活動の長期化が予想されることから、政府は、自前の拠点が必要だと判断した。
【ラファハ(エジプト東部)=大内清】エジプト政府は28日、これまで人の往来を制限してきた東部シナイ半島とパレスチナ自治区ガザ地区を結ぶラファハ検問所を開放した。 2007年にイスラム原理主義組織ハマスがガザを実効支配して以来、エジプトはガザ封鎖を強化、人道目的以外での往来はできなかった。今回の開放は親米ムバラク政権崩壊後の外交政策の変化によるもので、ハマス封じ込め策をとってきたイスラエルは危機感を募らせている。 「スムーズにガザから出てこられた。エジプト政府に感謝したい」 ガザ住民のエジプトへの往来条件が大幅に緩和されたこの日朝、目の手術を受けるためにエジプト経由でヨルダンに向かうというサラーフ・ハーティルさん(62)は、ラファハ検問所を抜けエジプト側の土を踏みしめると、大きく息を吸い込んだ。 検問所前には物売りや荷物運びの業者らが集まり、次々と入国してくるパレスチナ人たちに声をかけている
欧州歴訪中のオバマ米大統領は27日、大統領就任後初めてポーランドを訪問、ナチス・ドイツの大量殺りくに対してワルシャワのユダヤ人が抵抗に立ち上がったワルシャワ・ゲットー(ユダヤ人隔離居住区)蜂起の英雄記念碑に献花した。 第2次大戦中のユダヤ人大量虐殺(ホロコースト)の生存者らと握手。米メディアによると、近くにいた女性から「(イスラエルは)唯一のユダヤ人国家」とイスラエル支持を求める声が飛び、オバマ氏は「私は常にイスラエルを支える」と話した。 オバマ氏は19日の中東政策演説で、中東和平交渉の前進が喫緊の課題だと訴えている。 その後、ポーランドのコモロフスキ大統領と共に開いた夕食会で、中・東欧など17カ国の首脳らと会談。対ロシア関係の改善を進めるオバマ氏に対し、一部の国が抱える懸念の解消を狙った。(共同)
ロシア西部、バシコルトスタン共和国の首都ウファ近郊にある軍施設で26日から27日にかけ、弾薬類が次々に爆発した。モスクワのラジオ局エホ・モスクブイ(電子版)などによると、爆発したのは9万トンで損害額は1億ルーブル(約2億9000万円)に上る。現場では爆発した弾薬類が上空に飛び、民家など50軒が焼け約2000人が避難、十数人が負傷した。起爆装置が残っていた弾丸の処理を誤ったのが原因とみられる。(モスクワ 佐藤貴生)
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クリックして拡大する戦略的協力関係の強化を確認し、乾杯するミャンマーのテイン・セイン大統領(左)と中国の胡錦濤主席=28日、北京の人民大会堂(共同) 中国の胡錦濤国家主席は27日、北京の人民大会堂で、訪中しているミャンマーのテイン・セイン大統領と会談し、新政府の発足を祝福、双方は戦略的協力関係の強化を確認した。 大統領が訪中するのは、3月の軍事政権からの民政移管後、初めて。閣僚の大半を軍政関係者が占める新政府に対して西側に冷ややかな見方がある中で、中国がお墨付きを与えた格好。 新華社電によると、大統領は「対中関係は最も緊密で最重要の外交関係だ」と強調。長年の中国の支援に謝意を表明した。 双方はエネルギーや交通、農業などの分野での協力拡大で一致。また両国国境で麻薬密輸などの犯罪が起きていることから、国境管理の強化も確認した。 大統領は温家宝首相とも会談した。(共同)
米海兵隊のエイモス総司令官は26日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の米軍嘉手納基地への統合を求める米上院のレビン軍事委員長(民主)らの提案について、「私は好意的に考えている」と前向きに評価する考えを示した。 ワシントンで講演したエイモス氏は、在日米軍再編の道筋を定めた2006年の日米合意自体は「よい計画だ」と強調。普天間飛行場は「周囲をアパートや学校、会社に囲まれている」と指摘し、「移設先を見つけるのが日米の最良の利益であり、私は完全にそれを支持している」と表明。一方で、「ジレンマはどこに移転するかということであり、両政府が非常に高いレベルでいま協議をしているところだ」と述べた。 日米両政府とも公式には普天間飛行場を同県名護市辺野古に移設する現行計画を推進する立場を崩していないが、米議会では国防予算の編成権限を握るレビン氏らを筆頭に計画の見直しを求める圧力が強まっている。(ワシント
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中国・内モンゴル自治区シリンゴル盟の西ウジムチン旗で、炭鉱開設に反対していたモンゴル族の権利活動家が、トラックにひかれて死亡した件に抗議して、市民ら1000人が武装警察と対峙する事態となった。 目撃者のひとりによると、「24日、政府庁舎の前に1000人以上が集まった」と話した。博訊網は、目撃者が23日に撮影した写真も公表。武装警察と市民らがが対峙する様子が写されていた。24日の抗議活動では4人が逮捕されたという。 発端は、5月10日に1人のモンゴル族の遊牧民が、石炭を運ぶ大型トラックにひかれて死亡する事件だった。この遊牧民は、地元に炭鉱が建設されて環境が破壊されるのに反対し、何度も政府に抗議していたという。 2010年12月には浙江省で、政府が発電所建設のために土地を強制収用したことに抗議した活動家が、トラックにひかれて死亡し、注目を集めたが、警察は「交通事故」として処理した。(編集
旧ユーゴスラビア国際戦犯法廷から戦争犯罪などの罪で起訴され、逃亡していたセルビア人武装勢力指導者ラトコ・ムラディッチが拘束された。このニュースを受けて、セルビアの首都ベオグラードの中心部では若者が集まり、ムラディッチの拘束に怒りの声を上げた。 ボスニア内戦の終結から15年以上、NATO(北大西洋条約機構)軍による空爆でコソボ紛争が終結してから10年以上が経つが、バルカン半島の緊迫はまだ続いている。ムラディッチの拘束に対する市民の反応から、多くのセルビア人がまだ内戦の傷を抱えていること、そしてEU(欧州連合)加盟のために戦犯を引き渡すという条件に疑念を持っていることがうかがえる。 EU統合セルビア事務所のミリカ・デレビッチ所長によると、現在EU加盟を望んでいるセルビア国民は57%で、02年以来最低の割合だ。セルビア人は戦犯引き渡しを求めるEUの要求を恐喝と見ている。さらに国外旅行をするセルビ
【ローマ=末続哲也】セルビアのタディッチ大統領は26日、ボスニア・ヘルツェゴビナ内戦時のセルビア人武装勢力司令官で、旧ユーゴスラビア国際法廷(オランダ・ハーグ)に起訴され、逃亡していたラトコ・ムラジッチ被告(69)をセルビア国内で逮捕したと発表した。 欧州諸国が「重要戦犯」と見なす同被告の逮捕は、セルビアの欧州連合(EU)加盟の条件とされており、同国のEU加盟に弾みがつく可能性が高い。 タディッチ大統領は記者会見で、ムラジッチ被告の同法廷への引き渡し手続きを進めていることも明らかにしたうえで、「これでセルビアの重荷が取り払われ、われわれの不幸な歴史が終わる」と語った。 ムラジッチ被告は、ボスニア・ヘルツェゴビナ東部スレブレニツァで1995年7月にイスラム教徒7000人以上がセルビア人武装勢力に虐殺された事件を指揮したとして、同年、大量虐殺や人道に対する罪で旧ユーゴ国際法廷に起訴された。だが
米政府監査院(GAO)は25日、在沖縄海兵隊のグアム移転を柱とした在日米軍再編で、日米両政府が負担する建設費などの費用総額が291億ドル(約2兆4千億円)以上に達するとの報告書を出した。両政府が2006年にグアム移転費として合意した額の約3倍規模で、現行の再編計画への批判が強まりそうだ。 日米両政府は同年春に合意した在日米軍再編のロードマップ(行程表)で、グアム移転費の日本側負担を約61億ドル(約5千億円)、米側負担を約42億ドル(約3440億円)と明記。再編の総額については明らかにしていなかった。 現行の米軍再編計画については、沖縄の米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への移設案に地元が反対する中、米議会でも風当たりが強まっている。レビン上院軍事委員長(民主)ら有力議員が、財政難を背景に、普天間飛行場の米軍嘉手納基地への統合を検討するよう表明した。GAO報告書で巨額の財政負担が
プロジェクトに深刻な遅れが出たときに、リーダーであるあなたならどんなマネジメントをするだろうか。 その日その日を何とか乗り越えているメンバーに対して、さらなる叱咤激励を加えてプロジェクトを牽引するか。それとも遅延の原因が何かを冷静に分析し、解決への糸口を模索するか。はたまた体制を立て直すためにメンバーをさらに追加するか―。いずれの対策も、うまくいく保証はない。むしろうまくいかない方が多いかもしれない。プロジェクトの進捗遅れを取り戻すのはそれだけ難しいということだ。 ところが、リーダーの中に「進捗遅れは必ず取り戻せる」という何ら根拠のない自信を持つ人がいる。これは、プロジェクトを預かるリーダーとして、とても危険な発想だ。今回は、そんな発想を戒めるルール「遅れを取り戻せるのは幻想」を紹介しよう。 ベテランの言葉をうのみ 遅れの解消ゆだねる このルールの本質は、進捗遅れを取り戻すことは不可能とい
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