英ロンドン市内の大英図書館で展示された同図書館所蔵のマグナ・カルタ(大憲章)の原本(2015年2月2日撮影、資料写真)。(c)AFP/LEON NEAL 【2月16日 AFP】英国で、全ての法律を羊皮紙に記録するという、マグナ・カルタ(Magna Carta、大憲章)の時代以前から続けられてきた慣例を、経費削減のために廃止する動きが出ており、一部議員の反発を呼んでいる。政府は15日、この長年の慣例を守るべく、介入に動いた。 英上院は先週、何世紀も前から続くこの慣例を廃止し、今後、法律を記録する際には羊皮紙ではなく紙を使用することを決定した。これにより、年間8万ポンド(約1300万円)の経費を削減できるという。 これに対し、下院の一部議員が反発。デービッド・キャメロン(David Cameron)首相が所属する保守党のジェームズ・グレイ(James Gray)議員は、羊皮紙廃止の阻止を目指し
![羊皮紙の法典廃止へ?数百年の伝統めぐり英で議論紛糾](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/2b1277beda84518bf75b1a8aad17af592690c810/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fafpbb.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F8%2F9%2F1000x%2Fimg_8970a9d88592bc01cc24b01dd5f586c0216994.jpg)