北朝鮮による核開発が進むなか、日本に新たな脅威が迫っている。沖縄県尖閣諸島を狙う中国が、日本を焦土に巻き込む大規模なミサイル攻撃を想定し始めたというのだ。照準は自衛隊の基地はもとより、東京などの大都市、東日本大震災で危機管理体制の甘さを露呈した原子力発電所も含まれるという。暴走国家が描く悪夢のシナリオとは-。 極東が核の恐怖に飲み込まれようとしている。 北朝鮮の3度目の核実験で揺れるなか、中国人民解放軍のミサイル戦略部隊「第二砲兵部隊(第二砲兵)」に不穏な動きが出ているというのだ。 中国軍の動静をウオッチし続ける外交筋が「中国共産党幹部からの情報」としてこう明かす。 「最近、軍部内で(中国)国内の原子力発電所の警備に関する予算が付いた。それを受け、『第二砲兵』を中心とする対空ミサイル部隊の配置が急ピッチで進んでいる」 アジア全域でエネルギー産業の調査を手がけるテピア総合研究所によ