使用するサービスをnoteに移行しました。noteアカウント(https://note.com/takeuchi_kazuto)をフォローして頂くようにお願い申し上げます。 2019年12月に中国の武漢で確認されたCOVID-19、新型コロナウイルス感染症は、2020年3月までの3カ月間で世界的な広がりを見せています。 この感染症によってすでに世界経済に甚大な悪影響が生じており、今後の安全保障環境に影響が生じることは避けられない情勢です。 このような生物的脅威(biological threat)が安全保障学の研究として認識され始めたのは比較的最近(1990年代以降)のことであり、2020年現在でも独立した研究領域としては未発達な状態です。 しかし、先見の明がある何人かの研究者がこの問題について先駆的な研究を発表しています。 今回の記事では、アメリカのシンクタンクであるベルファー・センター