沖縄の石垣島の天文台が、満月の16日夜、月の光が作り出す夜の虹、「月虹」(げっこう)の撮影に成功しました。 写真では赤や黄色、緑の鮮やかな虹が月夜に浮かび上がっている様子が確認できます。石垣島天文台によりますと、月虹は満月の夜などに周辺の空が暗く小雨が降るなどの条件がそろったときに見えるめずらしい虹だということです。月の光は弱く、月虹ができても、薄く、白っぽく見えるということで、今回撮影された写真のように七色に見えることは非常にめずらしいということです。 撮影した石垣島天文台の花山秀和副所長は、「見えていたのは10分くらいですが、肉眼で見ることもでき色もはっきりしていてとても神秘的でした」と話していました。