自転車の研究を始めたきっかけをお聞かせください。 古倉氏 私は今から15年以上前にアメリカの自転車専任担当審議官という方に会い、アメリカの自転車政策について聞きました。局長クラスの責任者を連邦交通省に置いて自転車政策を強力に進めている理由は、アメリカには“双子の赤字”があるためです。それは貿易赤字と財政赤字であり、この二つを解消するために、自転車政策を進めているのでした。貿易赤字については、輸入で一番大きいのは石油であり、自動車が消費する大量の石油を削減することと、財政赤字については、その大きな割合を占めている生活習慣病の医療費予算を減らすことです。この2つに同時に大きな効果があるため、自転車に力を入れているわけです。クルマに頼った生活が、石油戦略上も危険であるし、健康戦略上も危険であるという2つの観点から自転車政策の推進が現実に必要であるためです。これに感動して以来、20年近く自転車の研
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