厚生労働省の専門家組織「アドバイザリーボード」の会合を終え、記者会見する座長の脇田隆字・国立感染症研究所長(中央)=17日午後、東京・霞が関の同省 新型コロナウイルス対策を助言する厚生労働省の専門家組織「アドバイザリーボード」は17日、緊急事態宣言が21日に期限を迎える4都県(東京、埼玉、千葉、神奈川)の新規感染者について「3月上旬以降、他地域と比べても高い水準で、横ばいから微増」が続いているとの見解を示した。 【グラフ】新型コロナウイルス 世界各国の状況 特に東京と埼玉で増加の動きが見られるという。同組織は、変異ウイルスに関し「急速に拡大するリスクが高い」として警戒を呼び掛けた。 座長の脇田隆字・国立感染症研究所長は会合後の会見で、「首都圏は感染者が多く、他地域への影響も大きい」と指摘。「再拡大を防ぐには新たな感染者をできるだけ低い水準で維持することが必要」と話した。 厚労省によると、1