ウクライナに侵攻したロシア軍は12日、首都キーウ(ロシア語ではキエフ)の制圧に向けて周辺に軍勢を集めている。 対するキーウでは着々と防戦態勢を強化してきた。当初はコンクリート・ブロックを置いていただけの検問所に、今では本格的なバリケードが築かれている。市内の溶接所が急きょ大量生産した対戦車障害物が、要衝に置かれている。 ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー政権が首都にとどまる限り、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は他のどの地域を制圧したとしても勝利を宣言するわけにはいかないと、現地で取材するBBCのジェレミー・ボウエン中東編集長は指摘する。