ここ数年で、サーバー機の性能は、著しく向上しました。さらに、仮想化技術の進歩によって、1台のサーバー機の上で多数の仮想サーバーが稼働するようになりました。一方、サーバー環境のこうした変化によって、複数の仮想サーバーがI/O(データの入出力)を共有することによる、さまざまな課題が顕在化してきました。 本連載では、3回にわたって、仮想サーバー環境におけるI/Oの問題と、その解決策であるI/Oの仮想化について解説します。具体的には、(第1回)サーバー仮想化におけるI/Oの問題と、I/O仮想化が誕生した背景、(第2回)従来の物理I/OとI/O仮想化の違い、(第3回)Xsigo Systemsが提唱する、仮想I/Oによるクラウド型データ・センターの姿、について解説します。 ITシステムの歴史 まずは、ITシステムが現在のサーバー仮想化環境に至った背景をおさらいします。 1980年代は、メインフレーム
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く