原子力ムラと謂う言葉があります。原子力発電に関連する利権によって結びつけられた集団の閉鎖性や疑義を呈した者は村八分とされるような体質を揶揄を込めて表した言葉のようだ。この言葉が持ち出され批判をされる場面を最近よく見かけます。こうした言葉を上手い表現だなぁと思うと同時に、その用いられ方などに対し慎重になる必要があるよなぁ、なんてどらねこは思ってます。 ■個人の問題は? ムラ社会の問題はジレンマ問題とも謂えるでしょう。ヒトの行動は基本的に状況のチカラに大きく影響を受けます。別のムラから見れば望ましくない行為が日常的に行われるムラが有ったとします。別の集団に居るヒトは、アイツらはオカシナ事をやっている、実にけしからんと謂う感想を持つかも知れません。もし、文句を謂っているヒトが文句をつけた先のムラに生まれたとしたら、その望ましくない行為を行わなかったでしょうか? おそらくそのムラの習慣に合わせた行