「もしも、また足が自分の思い通りに動いてくれたら」 「もしも、また愛する家族の顔を見ることができたら」 さまざまな事情で障害を抱えることになった人たちの願い。 これまで不可能だと思われてきた、こうした“願い”を可能にする技術がいま、世界各地で開発されています。 最先端の現場に密着して見えてきたものとは? (BS「フロンティア」取材班 矢野和城) アメリカのユタ州に暮らす、アレック・マックモリスさん。 11年前、仕事に向かうため、いとこの車の後ろを走っていたときのことでした。前日の雨のせいで凍っていた道路で、前を走るいとこの車がスリップしてガードレールにぶつかってしまいました。 いとこを助けようと、アレックさんが急いで車を止めて降りたそのとき、後ろからきた車にはねられたのです。 一命はとりとめたものの、この事故で右足を失ったアレックさん。 今は義足で生活しています。 愛犬を散歩に連れて行くの