M2M(machine to machine)とは,一般には機械と機械がネットワークを介して相互通信する形態を指すが,米国では,携帯電話やコンピュータ端末以外のデバイスに対して第3世代携帯電話(3G)などの携帯電話ネットワークを提供する取り組みを指す。M2M戦略を強化している米国事業者の動向を解説する。 (日経コミュニケーション編集部) M2Mへの取り組みとして顕在化している分野に電子書籍市場がある(表1)。 例えば,米アマゾン・ドットコムの「Amazon Kindle(キンドル)」は,米スプリント・ネクステルが提供するネットワークの接続環境を組み込んだことで話題になったが,世界向けの新型Kindleではその役割を米AT&Tモビリティが担うようになった。AT&Tは,Kindle以外にもソニー製「Reader Daily Edition」や米バーンズ&ノーブルのAndroid搭載端末「Noo
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