ケニア東部シャカホラの森で遺体の掘り起こしをする地元警察の関係者ら=2023年5月10日、 Latin America News Agency・ロイター アフリカ東部ケニアの森の中で、キリスト教系の新興宗教団体が「餓死すればキリストに会える」と多数の信者を死に追いやっていたことが今年3月に発覚し、カルト宗教を巡る大きな社会問題となっている。見つかった遺体は子供や女性を中心に400人を超え、現在も発掘作業が続く。警察の捜査を突き動かしたのは、脱出した一人の5歳児の証言だった。 マリンディは首都ナイロビの南東約500キロにあるインド洋に面した都市だ。地元のNGO「マリンディ地域人権センター」代表のビクター・カウドさん(32)は3月10日午後5時過ぎ、海沿いの雑居ビルにある事務所を閉めて帰宅しようとしていた。そこに突然、6人の男性がやって来た。 「親族の子供3人がシャカホラで餓死させられそうだ。
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