正しい投げ方なら全身運動になる 前置きが長くなったが、練馬区ボウリング連盟は練馬区体育協会とともに、中高年層の健康増進策の一環としてボウリング教室を開催している。その指導を行うのが野村さんたち。「教室は上達のためではなく、運動不足を解消し、健康に資することが目的です。正しい投げ方をすればボウリングは全身運動です」(野村さん)という。 日本プロボウリング協会が発行する初心者向けの冊子には、成人に必要な運動量は心拍数で表すとおよそ110〜130程度。時間にすると30分ぐらいで、週に1〜2回でほぼ十分と書かれてある。持久力を高めたいのならもっと激しい運動が必要になるが、健康維持のためならばボウリングは最適ということだ。 では、正しい投げ方とは? 野村プロに指導してもらった。「ボールは体の前ではなく、利き手側に持つことです。前に押し出してあげれば自然にボールは下がり、戻る力で投げる。両足は閉じて助