今年は、電子書籍の「元年」と呼ばれるらしい。ノートサイズの新型マルチメディア端末「iPad」が発売され、一気に電子書籍の話題がマスコミにあふれ出した。雑誌に連載されたが、本として発売されなかった村上龍の小説「歌うクジラ」が7月に電子書籍として発売されたのも、注目された。 ホームページや携帯電話のサイトにニュースを配信する仕事をしているが、ネットとかITメディアというのは、どうも苦手だ。さらに、電子書籍か~と、考えていたところ、興味深いイベントを見つけた。10月9日に、札幌市中央図書館主催で開かれる「さっぽろ家庭読書フォーラム」。その第二部の「これからどうなる?読書の未来 電子書籍の登場でどう変わるのか」というパネルディスカッションだ。 電子書籍の普及で、公共図書館の役割はどう変わるのかをテーマに、電子メディアに詳しいジャーナリストや国会図書館の職員、そして作家の石田衣良さんが意見を述べ合う