男性を診察した東京・町田市の医師によりますと、男性は7日午前10時ごろ診療所を訪れ、発熱とのどの痛みを訴えましたが、リベリアに滞在していたことは話さなかったということです。 男性は熱が38度9分あり、本人がインフルエンザを心配したため簡易検査を行いましたが、結果は陰性でした。 医師はのどが腫れていたため扁桃腺炎と診断して、薬を処方して帰したということです。 その後、正午すぎに羽田空港の検疫所から連絡があり、男性の名前とともにリベリアに渡航歴があったことを告げられ、続いて地元の保健所から指示があるまで休診するよう求められたということです。 医師は「患者にリベリアへの渡航歴があったと聞き驚いた。エボラ出血熱の疑いがある患者が指定医療機関ではなく、自分のところのような診療所に来ることは想定していなかった」と話していました。