中国で乳児多数に結石被害 粉ミルクに化学物質混入か2008年9月12日21時51分印刷ソーシャルブックマーク 【北京=坂尻顕吾】中国の大手乳製品メーカーが製造した乳児用の粉ミルクに、人体に入ると結石ができる恐れがある化学物質が混入していた疑いが強まり、中国衛生省は12日、被害を受けた乳児の全国調査に乗り出すとともに、各地の衛生局に治療方法を通知した。 衛生省によると、製造元は「三鹿集団」(本社・河北省石家荘市)。粉ミルクからメラミンと呼ばれる化学物質が検出された。泌尿器系の結石を引き起こす恐れがあるという。衛生省の通知を受け、三鹿集団は今年8月6日以前に製造・出荷した約700トン分の自主回収を始めた。 数日前から同社製の粉ミルクを飲んだ乳児多数が腎臓結石になった事例が報告されていた。甘粛省では乳児1人が死亡した。 アサヒ・コムトップへニューストップへ