何かが狂ってしまった現代社会。毎日のようにニュースに流れる凶悪事件は尽きることを知らない。そして、いつしか人々はすべてを忘れ去り、同じ過ちを繰り返してゆく……。数多くある事件のなかでも、未だ犯人・被疑者の捕まっていない”未解決事件”を追う犯罪糾弾コラム。 [第11回] 美浦村舟子地内における女性被害殺人・死体遺棄事件 (2004年1月) 2004年1月31日午前9時頃、茨城県稲敷郡阿見町のアパートに住む茨城大学農学部生物生産科学科2年の女子学生・原田実里さん(当時21歳)の全裸遺体が、美浦村舟子を流れる清明川の河口付近で発見された。 遺体の首や胸には鋭利な刃物による傷、両手両足には圧迫痕などがつけられていたが、検死の結果、直接の死因は首を強く絞められたことによる窒息死と判明。現場には被害者のジャージ(下)が残されていたが、上着や下着などの衣類や靴が発見されず、血痕も少量、足の裏に汚れが見当
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