茨城県那珂市の農道で3日午前0時ごろ、“巨大動物”と軽自動車が衝突する事故が発生した。軽自動車は大破し、運転していた36歳の男性も頸椎(けいつい)骨折の重傷を負ったが、直後に動物の姿は消えていた。現場には白い短い体毛が残されていた。男性は「牛にぶつかった」と話しているが、茨城県警では目撃者もいないため、衝突した対象物を「動物」としか発表しておらず、必死の捜査を続けている。 茨城県警那珂署は3日の事故事案の名称を「動物と衝突したと思われる重傷事故の発生について」と同日午前10時に広報発表した。捜査関係者は「動物なんだが、目撃者はいない。その動物もいない。かなりの衝撃のはずなんだが、見つからない。相当頑丈な生き物だ」と困り果てた様子だった。 事故は午前0時5分ごろ、那珂市田崎の広域農道路上で起きた。同道路を東から北西に、自家用の軽自動車で走っていた同市のタンクローリー運転手、滑川正道さん(36