ベストセラー「最後のパレード ディズニーランドで本当にあった心温まる話」(中村克著)について、東京ディズニーランドを運営する「オリエンタルランド」(OLC、千葉県浦安市)が社内文集の作品数編を「ほぼ同じ形で無断使用されている」と指摘していたことが27日、分かった。 同社は「社内教育用にスタッフが共有していたものを無断で使われ、残念だ」としている。 同社によると、文集は昨年4月に作った「Making dreams come true~これが私たちの仕事」。「最後の-」が3月に出版された直後、無断使用を指摘する文書を著者に配達証明で送ったが、回答はなかったという。 版元のサンクチュアリ出版(東京)は「(文集にある病気の少女との交流をつづった文章の)筆者から(無断使用の)話が寄せられている。そうした話が何編あるかを含め、詳細を調査中」としている。