特集 「江戸時代に戻れ」というが当時は森林が破壊されまくり、稲作も限界だった 〜〜「20世紀の神話」は今こそ終わらせるとき(第3回) しばらく前に二回にわたってお届けした「「20世紀の神話」は今こそ終わらせるとき」シリーズ、かなり好評だったので第3回をお届けしようと思います。今回取りあげるのは、「日本の環境は年々ひどくなっている」「エコだった江戸時代に戻れ」という誤った神話。 江戸時代に憧れる人というのは一定数いて、とくに環境問題に「意識の高い」人に多いんじゃないかと感じますね。また左派の人にもけっこう多いように思えます。かなり古いですが、2014年の内田樹さんのツイート。 「江戸時代は偉かった。森林を守ったこと、武器の進化を止めたこと、自然の力を制御する媒体として機械ではなく身体を選んだこと、鎖国したこと、列島を300の藩に割ったこと。今の日本が世界に誇れる資源は江戸時代からの贈り物です
経済思想家・斎藤幸平氏の『人新世の「資本論」』(集英社新書)が30万部超の異例のヒットとなっている。 人類の経済活動が地球全体に影響を及ぼす時代=「人新世」。現代の環境危機の解決策を、マルクスの新解釈の中に見いだすという硬派な内容ながら、コロナ禍にあって売れ続けている。1987年生まれの若き思想家が本書を執筆した背景とは。 さいとう・こうへい。1987年生まれ。大阪市立大学大学院経済学研究科准教授。ベルリン・フンボルト大学哲学科博士課程修了。博士(哲学)。専門は経済思想、社会思想。Karl Marx's Ecosocialism: Capital, Nature, and the Unfinished Critique of Political Economy でドイッチャー記念賞を史上最年少で受賞。『人新世の「資本論」』(集英社新書)で新書大賞2021を受賞 これほど多くの人に手に取って
皆さんは、最近のApple製品に “とある” 共通点があることに気づいただろうか? そう、あのロゴがかなり目立たなくなってきているのだ。例えば、以前は必ず画面の下の真ん中の目立つ場所にあったAppleのロゴが、最新のiMacにはない。なんか変な感じがする。 ステータスシンボルのAppleロゴが無い!同様に、ヘッドフォンのAirPods Maxにもロゴが無い。 これまでのAppleであれば、Mac, iPhoneなどの製品には必ず目立つ箇所にロゴが掲載されていたり、場合によっては、ロゴが光る仕様にまでなっていた。スタバでドヤリングと呼ばれるくらい、Appleのロゴがついた製品を持っていることが一つのステータスシンボルに。 ちなみに、Appleが買収したBeatsのヘッドフォンなどは、左右に大きく掲載されているロゴが人気を集め、その商品の大きな魅力だった。 しかし、新しく発表される製品にはなぜ
写真=篠原さん提供 幼い頃から虫が大好きで、「虫を食べる」をビジネスにした――。昆虫食の専門店「ANTCICADA(アントシカダ)」代表の篠原祐太さん(26)は、社会課題の解決を目指す、若きソーシャルイノベーターの一人です。昆虫食と聞くと、ちょっと尻込みしませんか? 篠原さんは、そんな先入観を覆してくれます。自らを「地球少年」と名乗る篠原さんは、生命の奥深さから地球の未来まで、昆虫食から広がる大きな世界観を語ります。虫を大の苦手とする学生記者・森松がインタビューしました。 【U30】自炊のすすめ ほっとして自由になる 虫を食べるのが好き バレちゃいけない ——幼い頃から昆虫が好きだったそうですね。 東京都八王子市の高尾山の近く、家の前に森が広がっている環境で生まれ育ちました。自分の部屋で、魚、トカゲ、カエル、ヘビなど、虫に限らず、いろんな生き物を飼って、まるで小さな動物園でした。生き物を観
サーキュラーエコノミーとは新たな経済回復と感染症対策だ。EUの宣言から、望む世界の方向性を考える 2020.06.23 supported by greenz people supported by greenz people やなぎさわ まどか やなぎさわ まどか 近年見聞きすることが増えた「サーキュラーエコノミー」とは、「サーキュラー」=「循環」する経済、のこと。 これまでは捨てられていたものを「資源」として社会の中で循環させるために、設計やデザインから製品づくりを見直すことや、従来のサプライチェーンの再構築、化石燃料から再生可能エネルギーへのシフトなど、私たちが迎えるこれからの未来を見据え整理された新しい経済モデルです。 従来の大量生産・大量消費を是としていた世界では、GDP(国内総生産)というものさしで短期的な経済成長が偏重される傾向がありましたが、そこでは長期的視点が欠如し、環境
東京で発見した「都会的ソーシャルビジネス」を取り上げ、これからの時代に業界を問わず必要となる「企業・消費者・社会の共栄」を実現させるヒントをご紹介しようという本連載。第4回は「ビジョニング(VISIONING)」を武器に、様々な社会変革を仕掛ける「NEWPEACE」(ニューピース)をピックアップしたい。 「20世紀的システムから人々を解放し、多様性が爆発する社会をつくる」ことをビジョンに掲げる代表取締役CEO・高木新平さんが、コロナ以降の世界で「ビジョニング」がより重要になると語る理由とは。 ソーシャルイシューを起点に事業やブランドをつくる企画集団 「ビジョニングカンパニー」を謳うニューピース。そもそも「ビジョニング」とは? 「その企業や団体が『どんな未来を信じているか』という独自のビジョンを掲げ、その世界を実現するために一気通貫しての行う活動の蓄積を『ビジョニング』と定義しています。組織
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