CULTURE What is Editing? みんなで手間をかける、地域が像を結ぶ——「国立新書」編集・デザイン、加藤健介(三画舎)に訊く 2024.06.13 THU 東京都の西部に位置する、文教都市とされる自治体が出版する新書シリーズ「国立新書」(くにたちしんしょ)をご存じだろうか。文字通りコンパクトでスタイリッシュな新書サイズである「国立新書」のページを開くと、シリーズのコンセプトは「東京都国立市における市政のさまざまな取り組みや、国立市のまちづくりに想いをのせるツールとして、そのとき伝えたいテーマに絞り発行していく、新しいプロジェクト」だと紹介されている。創刊準備号の『国立を知る 参加と対話を求めて』(2020年)を皮切りに、創刊第1号の『日常と平和』(2021年)、第2号『旧国立駅舎 古くて新しいまちのシンボル』(2022年)、第3号『学びと成長 国立市人材育成基本方針』(2