アムステルダムは、ゆっくりと深呼吸したくなるまちだ。 まちを流れる運河や可愛らしい建物の間を、どことなくゆったりとした時間が流れる。そして、そんな流れに乗っていくかのように、人々はマイペースに自転車のペダルをこいでいる(※1)。 5年前に訪れた時と何も変わらない、心落ち着く風景。 中央駅の周辺は合法ドラックや飾り窓目当ての観光客で賑わい、ざわざわしているものの、中央地区を少し離れれば ー 例えば、西部地区には、ー 冒険心をくすぐる優しい路地裏を心地よい風が吹き抜け、ついついのんびりとまち歩きをしてしまう。 そんなゆったりとした時間が流れるアムステルダムだが、このまちでは未来を見据えた大きなトランジッションが起こり始めている。ヨーロッパを中心に大きなうねりとなり始めているサーキュラーエコノミー(循環経済)だ。 アムステルダムは、2050年までにサーキュラー・エコノミー・シティへの移行ビジョン