2015年に国連で採択された「SDGs(持続可能な開発目標)」。日本の企業もさかんに「サステナビリティ」を掲げるようになりました。「サステナブルデザイン(Sustainable Design)」における「デザイン」の指すところは「ビジョンを描いて計画・実行していく」ということでしょうか。とにかくこれからの世の中は「持続可能性(つづいていくこと)」が強い価値観になっていくようです。若者のエコ意識の高まりもすごいです。 経済を振り返ると、1950-70年代は日本で「高度経済成長期」と呼ばれる時代でした。1964年の東京オリンピック、1970年の万博など、経済成長の波に乗るように「デザイン」という言葉が回りはじめました。1980年-90年はマスメディアやカルチャーと企業の強い結びつきにより、デザインが新しい空気を生み出す道具になりました。バブル期には、CI(企業ロゴ刷新)ブームが起こり、広告でお