3月1日に『広告』虚実特集号が発売されてから1カ月と少しが経ちました。 みなさんが今回、『広告』虚実特集号を知ったきっかけは何でしたか? 編集部のnoteやSNS、メディアの紹介記事、書店やAmazonのサイト……いろんな入り口がありましたが、「店頭で初めて見た」という方以外は、『広告』虚実特集号の装丁はこの写真のイメージだったと思います。 『広告』虚実特集号の書影(撮影:伊丹豪) そして、もしこの写真のイメージを持ったまま実際の雑誌を手に取ったのであれば、「思っていたものと違った」と感じたのではないでしょうか。 『広告』では2019年のリニューアル以降、雑誌を知ったり、手に取ったりする段階から特集について考えるきっかけをつくろうと装丁や販売方法などに様々な工夫をしてきました。 「価値」を特集したリニューアル創刊号では、全680ページの分厚い雑誌を1円(税込)で販売。価値と価格の非対称性を