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ブックマーク / nazology.net (18)

  • 自然の中で過ごすと「時間の流れ」がゆっくりに知覚される - ナゾロジー

    「時は金なり」という格言があるように、現代社会に生きる私たちは”時間”に追い立てられる日々を送っています。 今や誰もが時計に従って行動していますし、時間を気にせずに生活できる人はほとんどいません。 しかし時計を気にしすぎることが返って、「もうこんなに時間が経ってしまった」という時間の損失感や欠乏感を生んでしまいます。 多くの現代人がそうした問題を共有する中で、どうすれば”豊かな時間”を取り戻せるのか? フィンランド・トゥルク大学(University of Turku)は今回の新たな研究で、その答えを「自然」に見出しました。 研究者によると、自然の中で過ごすことで「時間の知覚」がゆっくりになることが示されたというのです。 自然が現代社会における”精神と時の部屋”として、私たちに時間を与えてくれるかもしれません。 研究の詳細は2024年3月5日付で科学雑誌『People and Nature

    自然の中で過ごすと「時間の流れ」がゆっくりに知覚される - ナゾロジー
  • ”中年太り”の仕組みを解明!「太ってるぞ!」体の警報を受け取る脳のアンテナが摩耗していた - ナゾロジー

    40〜50代に多く見られる「中年太り」は、加齢にともない代謝が低下することで太りやすくなる現象とされています。 ただ成長しなくなったり筋肉量が減ったとしても、ほとんどの人は年を取ると若いときのように大盛りは注文しなくなるなど、べる量も減っているはずです。 そのため中年太りは、加齢で筋肉量が減ったとか、べる量が若い頃と変わっていないという単純な問題ではなことがわかります。 しかし、加齢に伴って体内で何が起きているのか、その詳しいメカニズムは明らかになっていません。 そこで今回、名古屋大学の研究チームは、中年太りの原因を探るべく、身体の代謝と摂量を調整する脳内の仕組みについて調査を行いました。 すると、加齢に伴って脳内では事が十分であることを知らせるアンテナが短くなっていき、感度が鈍ってしまうことがわかったのです。 研究の詳細は2024年3月6日付で科学雑誌『Cell Metaboli

    ”中年太り”の仕組みを解明!「太ってるぞ!」体の警報を受け取る脳のアンテナが摩耗していた - ナゾロジー
  • 「右半身がオスで左半身がメス」鳥界のあしゅら男爵が見つかる! - ナゾロジー

    『マジンガーZ』には右半身が女性、左半身が男性の「あしゅら男爵」という怪人が登場します。 これはかなり特殊な造形のキャラクターに思えますが、自然界には稀に体の左右で性別が異なる生物が見つかることがあります。 ニュージーランドのオタゴ大学(University of Otago)動物学部に所属するハミッシュ・G・スペンサー氏ら研究チームが報告した、「スグロミツドリ(学名:Chlorophanes spiza)」は体の半分がオスで、もう半分がメスになっているという。 その特殊なスグロミツドリの個体は、体のちょうど真ん中で青色と緑色に分かれています。 このような「雌雄モザイク」の鳥が発見されることはほとんどなく、スペンサー氏が、「多くの野鳥観察家は、生涯で一度も雌雄モザイクの鳥を観察することはない」と述べるほどです。 しかしその見た目ゆえか、この個体は仲間に馴染むことはなく、孤独だったようです。

    「右半身がオスで左半身がメス」鳥界のあしゅら男爵が見つかる! - ナゾロジー
  • 40Hz(毎秒40回)の光と音がアルツハイマー病に効く仕組みを解明!【Nature誌】 - ナゾロジー

    音と光で治療できます。 実はこれまでの研究で、40Hzの音と光がアルツハイマー病にみられるアミロイドβを脳内から減らす効果を持つことが知られていました。 ただ、なぜそんなものでアルツハイマー病に対処できるのか、脳内でどんなメカニズムが働いているのかはよくわかっていませんでした。 しかし今回、米国のMIT(マサチューセッツ工科大学)で行われたマウス研究が、毎秒40回(40Hz)の音と光の刺激によって、有害なアミロイドβタンパク質を脳内から洗い流すメカニズムについて明らかにしました。 一体どうして音と光だけで、脳内の有害物質は排除されるのでしょうか? 研究内容の詳細は2024年2月28日に『Nature』に掲載されました。

    40Hz(毎秒40回)の光と音がアルツハイマー病に効く仕組みを解明!【Nature誌】 - ナゾロジー
  • 「俺はフェラーリだ!」と思い込むだけで走るのが速くなると判明 - ナゾロジー

    足を瞬時に速くするための魔法の”思考法”が見つかりました。 英エセックス大学(University of Essex)のスポーツ科学研究チームによると、わずか数語の「たとえ話」を使うことでスプリンターの走るスピードが有意に上がったと報告されています。 具体的には「フェラーリのように駆け抜けろ」とか「ジェット機が飛び立つように走れ」と言い聞かせると、走るスピードが3%上がったというのです。 競技会や運動会など「番直前でもう練習する暇がない」というときに使うと即効性が得られるかもしれません。 研究の詳細は2024年2月1日付で科学雑誌『Journal of Sports Sciences』に掲載されています。 Sprinting ‘like a jet’ will train top strikers of tomorrow https://www.essex.ac.uk/news/2024

    「俺はフェラーリだ!」と思い込むだけで走るのが速くなると判明 - ナゾロジー
  • 毎年数カ月間「絶滅」する不思議な生物『ラボードカメレオン』 - ナゾロジー

    「1年のうち数カ月間は必ず絶滅状態に陥る」 そんな不思議なカメレオンがアフリカ南島沖に浮かぶマダガスカル島に存在します。 名前は「ラボードカメレオン(学名:Furcifer labordi)」といって、毎年4〜10月の間は生きた個体が全滅し、地上からこつぜんと姿を消すのです。 しかし11月になると何事もなかったかのように再びカムバックするという。 彼らの生態には一体どんな秘密が隠されているのでしょうか? The Madagascan Chameleon That Goes “Extinct” For A Few Months Every Year https://www.iflscience.com/the-madagascan-chameleon-that-goes-extinct-for-a-few-months-every-year-73212 The chameleon that

    毎年数カ月間「絶滅」する不思議な生物『ラボードカメレオン』 - ナゾロジー
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    uynyannaylalswww 2024/03/08
    『3月の雨季の終わりまでにオスメス全ての個体が全滅する』『乾季シーズンは卵の状態で乗り切る』歴史が継承されない生態系ってすごい
  • 飲酒で胃は殺菌できるのか? - ナゾロジー

    「ウィルスなんて、酒で消毒してやるわぃ!」とは、威勢の良い酒飲みが得意とするセリフですよね。 「そんなん無理っしょw」と切り捨てるのはちょっとお待ちを。「酒飲んで消毒」は、まったくの間違いではないようです。 アルコールと酸が混ざることで殺菌効果が強まることを、高知大学の研究チームが明らかにしています。 アルコール度数が低い酒でも、胃酸と混ざることによって、細菌を死滅させることができるそうです。 研究を主導した松岡教授は「酒で消毒」について「酒飲みのざれごととは言い切れない」と述べています。 研究の詳細は、2021年6月3日付の『Microbiology Research International』誌に掲載されています。

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  • 古代のナビゲーション機器「アストロラーベ」 - ナゾロジー

    人類はコンピュータやGPSが発明される前から、太陽・月・星の位置、時刻、航海中の現在位置を知ることができました。 そしてそれらを測定するための「アストロラーベ」と呼ばれる特殊な天体観測器も存在しました。 これは古代の天文学者や占星術者たちに広く使用されてきたもので、「ある種のアナログ計算機」だと言えます。 現在では、その精巧さや美しい見た目から、工芸品として高い人気を誇ります。 これまでに数多くのアストロラーベが作られてきましたが、最近、フランスの「ミディ=ピレネー天文台(OMP)」に所属する天文学者エマニュエル・ダヴースト氏は、アストロラーベのパーツを分析することで、製造年代を特定することができました。 研究の詳細は、2023年11月29日付で、プレプリントサーバ『arXiv』にて発表されています。 製造年代まで知ることができる「古代の機器」とは、いったいどのようなものなのでしょうか。

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  • 日本に「新たな陸地」が誕生!硫黄島沖の火山噴火ですでに300m級の島に - ナゾロジー

    今、硫黄島の南東沖に”新たな島”が誕生し、国内外で大きな話題となっています。 これは同地で10月下旬から始まった海底火山の噴火により、岩塊や軽石が積もってできたもの。 島の大きさはすでに直径300メートルに達しており、このまま火口から溶岩が噴出して島を覆えば、波に浸されずにそのまま残る可能性が高いという。 日にまた新しい島が仲間入りするかもしれません。 報告の詳細は、2023年11月2日付で東京大学地震研究所のプレスリリースに掲載されています。 2023年10月30日硫黄島沖噴火と新島形成について https://www.eri.u-tokyo.ac.jp/eq/20249/ New Island Emerges Off Japan After Powerful Underwater Volcano Eruption https://www.sciencealert.com/new-i

    日本に「新たな陸地」が誕生!硫黄島沖の火山噴火ですでに300m級の島に - ナゾロジー
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    uynyannaylalswww 2023/11/12
    どうやって動植物増えていくのか定点観測したら面白そう
  • 動きの可愛さを追求したロボットをディズニーリサーチが発表 - ナゾロジー

    『スター・ウォーズ』シリーズの「R2-D2」や「C-3PO」、PIXARのアニメーション「WALL・E(ウォーリー)」など登場する人気の高いロボットのキャラクターたち。 彼らの魅力の1つは、コミカルな動きの中に垣間見える「人間っぽさ」です。 これまで彼らは、あくまでスクリーンの中の存在に過ぎませんでしたが、現実のロボットに彼らのような愛嬌を持たせる試みが登場しました。 最近、ディズニー技術面でサポートする「ディズニー・リサーチ(Disney Research)」が、可愛い動きを追求した新しい二足歩行ロボットを発表したのです。 その動きはまるでアニメやCGの世界からロボットが飛び出してきたかのようです。 このような卓越した表現力は、キャラクターアニメーションを追求してきたディズニーならではのものでしょう。 このロボットは、2023年10月3日にデトロイトで開催された国際ロボット学会「IRO

    動きの可愛さを追求したロボットをディズニーリサーチが発表 - ナゾロジー
  • ヒトの神経を3Dプリントし移植後に「知覚を回復」させることに成功! - ナゾロジー

    3Dプリンターという言葉はどこかで聞いたことがあるのではないでしょうか。 個人レベルでも手軽にDIYを楽しむ方や、人の手では製作困難な形状も作れるので、企業の製品開発にも利用され始めています。 そんな中、バイオ3Dプリンターが再生医療の未来に大きく貢献しそうです。 バイオ3Dプリンター技術が発展すれば、「人体に移植する臓器をドナーからではなく、人の細胞の一部を用いて臓器をプリントアウトする」というSF感満載な夢の技術を実現できるかもしれません。 今回は、3Dプリンターって何?どんな分野で普及してきているのかざっくり丁寧に説明し、 日発のバイオ3Dプリンターを用いて実際にヒトの末梢神経の再生に成功した世界初の偉業を解説します。 この成果は2023年4月に京都大学医学部附属病院のウェブページにて公開されました。 三次元神経導管移植の医師主導治験の結果 https://www.kuhp.k

    ヒトの神経を3Dプリントし移植後に「知覚を回復」させることに成功! - ナゾロジー
  • ロックな鳥「ヤシオウム」は最高の演奏のため楽器作りから始めると判明! - ナゾロジー

    こだわりの強いミュージシャン魂を持った鳥がいたようです。 オーストラリアに生息する「ヤシオウム」のオスはメスを落とすため、木の棒を片手に華麗なドラム演奏を披露することで知られています。 その演奏スタイルもスローからハイテンポと様々で、研究者たちは大いに注目してきました。 そしてこのほど、豪オーストラリア国立大学(ANU)の研究により、ヤシオウムは自分の好みに合わせて、ドラムスティックを一から加工したり、デザインしていることが判明したのです。 研究の詳細は、2023年9月13日付で科学雑誌『Proceedings of the Royal Society B: Biological Sciences』に掲載されています。 Australian National University researchers find ‘master sculptor’ in drumming palm coc

    ロックな鳥「ヤシオウム」は最高の演奏のため楽器作りから始めると判明! - ナゾロジー
  • 江戸時代から300年謎だった「発光トビムシ」の正体を解明! - ナゾロジー

    発光トビムシの正体を解明!動画の撮影にも初成功長年「トビムシに発光種がいる」ことは世界的に指摘されていましたが、種が特定されていないのと、当に光るのか科学的に確認されていないことから、その正体は謎に包まれていました。 そんな中、日産の赤いトビムシは、発光する様子が世界で唯一写真に収められており、調査対象として大いに期待されています。 しかし、種を特定する手がかりとなる「DNAバーコード」は得られているものの、トビムシ類は分類学的に混乱しており、種名の決定にはいたっていませんでした。 DNAバーコードとは、生物のもつ遺伝情報のうち、生物種の識別ができるほどの変異がある領域のことを指します。 名前を知りたい生物のDNA情報を読み取り、既知種のデータベースと照合することで、あたかもバーコードを読み取るかのように種名が同定できるのです。 ただし、学名が付いている種のDNAバーコードが事前に得ら

    江戸時代から300年謎だった「発光トビムシ」の正体を解明! - ナゾロジー
  • 「原爆の父」オッペンハイマーはどれほど優秀な物理学者だったのか? - ナゾロジー

    「私は死神、世界の破壊者(I am become Death, the Destroyer of Worlds.)」 この不気味な言葉を残したロバート・オッペンハイマーは現在多くの人々から「原子爆弾を作った人」と認識されています。 しかし、なぜ「原爆の父」オッペンハイマーがマンハッタン計画のリーダーに抜擢されたのか、またどれほど優秀な物理学者だったのかは、あまり知られてはいません。 そこで今回は、オッペンハイマーの物理学者としての業績に焦点を当てたいと思います。

    「原爆の父」オッペンハイマーはどれほど優秀な物理学者だったのか? - ナゾロジー
  • キプロスで最大30万匹を超える猫の「異常な大量死」が発生! - ナゾロジー

    キプロスでコロナウイルスが蔓延キプロスでコロナウイルスが蔓延 / Credit:Canva . ナゾロジー編集部キプロスでは現在、毒性の強いコロナウイルスが蔓延し、多くのが命を落としています。 このウイルスは通常、たちに軽度の腹痛のみを引き起こしますが、新たに蔓延しているコロナウイルスはの白血球に感染して全身に広がるように進化しており、腹部・腎臓・脳などで致命的な炎症反応「伝染性腹膜炎(FIP)」を引き起こします。 これまでにもコロナウイルスが原因でFIPを起こすことは知られていましたが、症例数は非常に少なく、2021年には3件、2022年には4件だけが報告されました。 しかし2023年になると症例数が急増。 1月だけで98件となり、その後爆発的な増加が起こりました。 キプロス保護福祉協会(PAWS)は今年の初め以来、30万匹のがFIPにより死亡したと推計しています。

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  • 視覚刺激で「脳の老廃物」を起きている状態でも洗い流せる可能性! - ナゾロジー

    脳を意図的にデトックスできるかもしれません。 米国のボストン大学(Boston University)で行われた研究によって一定の視覚刺激から脳が解放されたとき「脳脊髄液」の量が増加して、脳の老廃物を押し流してくれる可能性が示されました。 脳脊髄液による「脳のお掃除」効果は主に睡眠中に起こると考えられていましたが、今回の発見により、脳の掃除を目覚めている状態でも意図的に起こせる可能性がでてきました。 研究者たちは脳の老廃物を意図的に洗い流す方法が確立できれば、老化やアルツハイマー病など、老廃物の蓄積に起因する脳機能の低下を、防げるようになると述べています。 しかし視覚を刺激するだけで、なぜ脳のお掃除機能がオンになるのでしょうか? 研究内容の詳細は2023年3月30日に『PLOS Biology』にて公開されました。

    視覚刺激で「脳の老廃物」を起きている状態でも洗い流せる可能性! - ナゾロジー
    uynyannaylalswww
    uynyannaylalswww 2023/04/04
    今は脳よりも花粉でシャバシャバの眼球を取り出して洗い流したい
  • 「ストーンヘンジは暦じゃない」研究者がカレンダー説に反論 - ナゾロジー

    イングランド南部ウィルトシャーに聳える「ストーンヘンジ」は、紀元前2500年頃に作られた古代建造物です。 その製作目的はいまだ不明ですが、昨年、英ボーンマス大学(Bournemouth University)の考古学者が「365.25日の太陽暦にもとづくカレンダーである」と発表し、話題となりました。 以前から「ストーンヘンジ=カレンダー説」は多くの研究者が賛同する有力な見方です。 しかしこのほど、伊ミラノ工科大学(Politecnico di Milano)の数学者ジュリオ・マグリ(Giulio Magli)氏とスペイン天体物理学研究所(Institute of Astrophysics)の天文学者フアン・アントニオ・ベルモンテ(Juan Antonio Belmonte)氏が「ストーンヘンジが暦として使われた確たる証拠はない」として反対の意を唱えました。 これを機に、再びストーンヘンジ論

    「ストーンヘンジは暦じゃない」研究者がカレンダー説に反論 - ナゾロジー
  • キノコは雨が降るとおしゃべりになる!?野外で菌糸ネットワークの電気的な会話の測定に成功! - ナゾロジー

    キノコたちは雨が降るとテンションが上がって、おしゃべりになるのかもしれません。 近年、実験室内にあるキノコの間で電気活動のシグナル伝達が起こっていることが観測され始めています。 そんな中、京都大学、東北大学、長岡工業高等専門学校の共同研究チームは、菌根菌の一種である「オオキツネタケ」から、野外で初となるキノコの電気活動の変化を測定することに成功したと発表しました。 さらに雨が降るとキノコの電気的な活性が変化し、雨後もその活性が維持されていたというのです。 「お〜い、雨が降ってきたぞ」「やっほー!」なんて会話を交わしているのでしょうか? 研究の詳細は、2023年3月14日付で科学雑誌『Fungal Ecology』に掲載されています。

    キノコは雨が降るとおしゃべりになる!?野外で菌糸ネットワークの電気的な会話の測定に成功! - ナゾロジー
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