日系企業に勤めていても、「多国籍プロジェクト」が日常的になるともいわれる昨今。日本以外の世界への「思い込み」を去ることは、現代ビジネスマンとしての必須教養ではないだろうか。 そんな中、アメリカ現地から「アメリカの今」を日本語で伝える活動を続ける、ジャーナリスト、エッセイスト、洋書書評家、翻訳家の渡辺由佳里氏にメールインタビューした。 渡辺氏は1995年より、アメリカ人の夫とボストン近郊在住。「ニューズウイーク日本版」で【2016米大統領選】最新現地レポートを担当したほか「ベストセラーからアメリカを読む」を連載中。 「cakes(ケイクス)」では「アメリカはいつも夢見ている」、「アメリカ大統領選、やじうま観戦記」、Findersでは「幻想と創造の大国、アメリカ」を連載するなど、現地の現在、そして過去、未来を現地から日本語で紹介している。作家としても、2001年に小説『ノーティアーズ』で小説新