現代の旅客機の多くは、主翼の先が曲がっており、先端部分だけ空に向かって“立った”ような形の機体がみられます。これは「ウィングレット」とよばれ、重要な役割があります。 主翼の先端がピンっと曲がっている旅客機 2024年現在、空港で離発着している旅客機の多くは、主翼の先が曲がっており、先端部分だけ空に向かって“立った”ような形となっています。このような主翼になっているのには意味があります。 拡大画像 JALのボーイング767-300ER。主翼端にウィングレットを装着している(画像:reezuan/123RF)。 この機構は「ウィングレット」と呼ばれ、燃費を改善する効果があります。 飛行機は、主翼の上と下の気圧差で空中に浮く仕組みで飛んでいます。飛行中の機体は、主翼の上の気圧が低く、下が高くなっており、これにより上方へと持ち上げられる力、(揚力)が発生し、宙に浮くことができます。 このとき、翼の
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