電子部品のネット/通信販売大手の米Digi-Key社のJim Ricciardelli氏(Vice President, Digital Business)に、同社の軌跡や強み、日本での事業展開などについて聞いた。
既報の通りIntelは16日(太平洋時間)に、IDF 2016 SanFranciscoの開催に合わせて、Zana A. Ball氏(VP, Technology and Manufacturing Group, Co-GM, Intel Custom Foundry)が10nm世代のFoundry ServiceでARMのProcessor IPとArtisan Physical IPを提供することを発表した。 また、ARMも同日にWill Abbey氏(General Manager, ARM Physical Design Group)がやはりARMとIntelのコラボレーションについて発表を行っている。この詳細について少しご紹介したい。 IntelとARM、協業の背景 まずはっきりしているのは、この発表はIntelがARM陣営に与したとか、Atomを捨ててARMにしたとかいう話では
プリント配線板を生産していた田中貴金属工業鶴岡工場は2012年10月、沖電気工業の買収によりOKI田中サーキットへと生まれ変わった。同工場は高い技術力を誇り航空・宇宙、防衛関連での実績がある一方で多品種少量生産型のビジネスモデル転換に悩んでいた。しかし、買収後1年でその状況は抜本的に変わった。その舞台裏には何があったのだろうか。OKI田中サーキット 代表取締役社長 野末正仁氏に話を聞いた。 「国内市場の縮小」「生産による差別化要素の減少」「国内コストの高止まり」などから、日本の生産拠点は“リストラ候補”とされる厳しい環境に置かれている。しかし、日本のモノづくり力はいまだに世界で高く評価を受け続けており、“国内生産による差別化”を強みとする生産拠点も数多く存在する。今回開始した連載「メイドインジャパンの現場力」では、日本ならではの強みを発揮し、世界に存在感を発揮する日本の生産現場に焦点を当て
デバイス古今東西(49) ―― 「誰もやめない会社」と言われるLinear Technology,なぜ30年間も成長を続けられたのか 山本 靖 アナログ半導体を代表する1社である米国Linear Technology社に関する書籍『誰もやめない会社:シニア・エンジニアが生きる無敵のマネジメント』(1)を紹介します.本書は,同社が30年間成長を続けて来られた理由についてまとめています.ここではその主張を,多少批判的な見解も交えながら,考察していきます. ●アナログ半導体とLinear Technology 調査会社である米国Databeans社によれば,2011年のアナログ半導体は,上位10社で世界市場の55%以上を占めています.アナログ半導体の筆頭は,旧National Semiconductor社を買収して市場の15%以上を占有している米国Texas Instruments社です.ルネサ
「コンシューマー機器は、1年で値段が半分になる。そのような低収益市場で、我々の貴重なエンジニア・リソースを消耗させるわけにはいかない」。 これは、米アナログ半導体メーカーであるLinear Technology社 会長のRobert Swanson(ロバート・スワンソン)氏の言葉です。同社は2005年、売り上げの約30%を占める重要領域である民生機器(コンシューマー機器)向け製品を、段階的に縮小させるという決定を下しました。同社は「リポジショニング」と呼んでいます。 これにより、テレビやスマートフォンといった民生機器/端末向け部品事業を減らし、その代わりにインフラや産業機器、自動車向け部品事業を拡大するという、大幅な戦略転換を打ち出しました。当時の売上高は10億5000万米ドル(2005年)。そのうち、民生機器部門が占める割合は28%と、3億米ドルを超える規模でした。その巨大事業から、手を
かつてIDM(integrated device manufacturer)であることを強みとしていた国内半導体メーカー。それも今は昔。最近では、コスト削減のために、ファブライト化やファブレス化を推し進めている。当たり前だが、ファブレスになったからといって、それだけで成功が約束されるわけではない。成功には何が必要なのか。日本と米国のファブレス大手である、ザインエレクトロニクスと米Qualcomm, Inc.(クワルコムジャパン)それぞれの講演で、複数の成功への要件を聞くことができた。 両社の講演は共に、「Fabless時代のDFMセミナー」(メンター・グラフィックス・ジャパンが2012年8月3日に東京で開催)で行われた。以下、それぞれの講演のポイントを紹介する。最初にザインエレクトロニクス。ディスプレイ周りの高速インタフェースLSIに強い同社は、国内ファブレス半導体メーカーの代表と言える存
グローバルで勝つメーカーはグローバルSCMにも長ず――PwC日本代表 日本企業の競争力復活のカギは一段上のサプライチェーン・マネジメント強化を 日本メーカーが苦境に立たされている。日本のものづくりが国際競争力を低下させた背景として、グローバル・サプライチェーン・マネジメントの未成熟さが指摘される。グローバルで強みを発揮している海外メーカーは、どのようにSCMに取り組み、どこで差をつけているのだろうか。「SCM(Supply Chain Management)」という言葉の産みの親とも言われる国際的なコンサルティング・ファーム、PwC PRTMマネジメントコンサルタンツのスペシャリストが、海外と国内でのSCMに対する意識と習熟度の差について指摘する。 小池晃臣/ライター 国内製造業がグローバルのマーケットでの競争力を取り戻すためには、グローバル・サプライチェーンを適切に管理していく必要があ
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