富士通と理化学研究所は、スーパーコンピュータ「京」のシステム技術について、2012年2月20日から米国で開催中の「ISSCC 2012」で発表した(論文番号:10.8)。 京は、8コアのマイクロプロセサ「SPARC64 VIIIfx」に16Gバイトの主記憶が接続されている。システム・ボード上にはこれらが4ノード分、搭載されており、ラック上には24個のシステム・ボードおよび6個の入出力ボードが搭載されている。ラックの外形寸法は796mm×750mm×2060mmであり、水冷と空冷を併用している。
オランダDelft University of Technology(TU Delft)教授のKofi Makinwa氏らの研究グループは、2012年2月20日から米国で開催中の「ISSCC 2012」において、CMOS技術での微細化に適した独自の位相ドメイン温度センサについて新型を発表した(論文番号:11.5)。 位相(時間)ドメイン型のCMOS温度センサは、TU DelftのMakinwa氏らが2010年に発表したもので、温度センサとして一般的なバンドギャップ型ではなく、Si基板中の熱拡散率(thermal-diffusivity)を利用する方式である。具体的には、Si基板中における熱の拡散率が、温度に対しほぼ線形であることを利用する。熱拡散率は不純物濃度やSi基板のストレス(ひずみ)への依存性がない。
米Georgia Institute of TechnologyとカナダLaval Universityは、口の中で舌を動かして操作することができるUIとセンサ技術「iTDS(intraoral tongue drive system)」を開発した。2012年2月20日から米国で開催中の「ISSCC 2012」で論文を発表したほか(論文番号:6.8)、会場内の「ADS(academy demonstration session)でも実演した。 TDSは四肢に障がいを持つ人々に向けた技術である。ユーザーの舌の表面に取り付けた磁石の位置を、磁気センサのアレーで読み取る。舌の動きにジェスチャーとして意味を割り付け、マウスなどのポインティング・デバイスやキーボード入力の機能を果たす。
米Cadence Design Systemsは、ネットワーク系や高性能なコンピューティング機器向けSoCの迅速な採用を可能にする40/100Gbpsイーサネット(Gigabit Ethernet:GbE)メディア・アクセス・コントローラ(MAC)と、フィジカル・コーディング・サブレイヤ(PCS)IPコアの提供開始を発表した。 同社は、すでに1GbEから最大で40GbEまでにわたる50件以上のイーサネット設計のテープアウトの実績があり、イーサネット向けソリューションとしては、検証IP(verification IP:VIP)、エミュレーション、バーチャル・プロトタイピング、およびシリコン・パッケージ・ボードのコ・デザインなどにおいて実現された独特な機能を含んだ形で提供されている。 今回提供が開始された40/100GbE MACおよびPCS IPコアは、IEEE802.3ba-2010イーサ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く