かつて、町には必ずプラモデル店があって、子供たちが通い詰めていた時代があった。それを覚えているのは、多分、ガンプラ(機動戦士ガンダムのプラモデル)の第一世代である、30代後半の人達くらいまでだろう。その頃、小学生の遊びの王様がプラモデル作りだった。その後、町のプラモデル屋は減っていったものの、ミニ四駆ブームなどもあり、プラモデルという遊びは、それなりに残ってはきた。マンガ「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の主人公の両さんも、今に至るまでプラモ作りが趣味だ。 とはいえ、筆者もそうだが、プラモデルを趣味にし続けるのは難しい。子供の興味は様々な方向に向き、今の子供はゲームなどで忙しい。プラモデルは、買った後、作るのが大きな愉しみだが、その時間を捻出することができなくなって離れていった人も多いだろう。また、筆者のように手先が不器用で、塗装などが上手くできずに離れた人もいるだろう。 しかし、子供のころ