「普段のノルマも辛いのに、それ以外にも自分で自社の保険に加入するのが決まりになっていて、月に数万円も飛んでいく」。「毎月一定金額、自社の商品券を買わないといけないけれど、商品券で払える店が限られていて困る」。4月から正社員として働き始めた者が訴えるのは彼らの会社の「自爆営業」の実態だ。「自爆営業」とは、社員が営業ノルマ達成のため、不要な自社製品などを買わされること。「自爆営業」を迫るブラック企業の魔の手は、社員ばかりでなく、非正規雇用アルバイトにもにも及んでいるらしい。「ブラックバイト」である。たとえば、コンビニエンスストアのアルバイトは、3000円のクリスマスケーキ販売のノルマとして、1人7個以上が課せられ、売り切らないと自腹。同様にお歳暮などにもノルマが課せられるという。それは果たして「職場のみんながやっているから仕方のないこと…」で済まされる問題なのか? 「自爆営業」にはどんな実態が