以前勤めていた会社はデザイナーが遠隔地にいたため、クライアントと直接会わないことが多かった。そのためディレクターがクライアントに直接話を聴き、その内容を社内に持ち帰ってデザイナーに伝える、という制作工程が一般的だった。 デザイナーの中には、それでも器用にデザインができてしまう人と、そうでない人がいた。そして後者のデザイナーからは、こんな声がよく上がっていた。 前段のインプットが十分ではないので作りにくい クライアントと直接話ができないので作りにくい この時ディレクターをやっていた私は、この意見に一理あると思った。 そこで、前段の設計資料をサマリーせずにフルで共有したり、オリエンをより丁寧にしてみたり、クライアントとの打ち合わせに同席してもらう機会を設けるようにした。 結果どうなったかといえば、変わらなかった。なぜなら、デザインのクオリティが低かったのは、インプットやクライアントと直接会うか
研究発表のスライドの仕上げの目的は、単に見栄えを良くすることではなく、伝えたいことが正しく・詳しく・分かりやすく伝わるようにすることです。スライドの推敲の技術を知って、実践的に身につけましょう。大阪大学大学院の教員であり、2021年10月に『卒論・修論研究の攻略本(森北出版)』を上梓した著者が実例付きで解説します。 スライドの推敲とは?文章がそうであるように、スライドもまた、「伝えたかったこと」をいつでも正しく伝えてくれるとは限りません。そして、正しく伝わるはずだ、という淡い期待を裏切られたときは、本当につらいものです。 文章を推敲するように、スライドにも推敲をかけましょう。ただし、スライドを推敲する際に、単にスライド中の語句を推敲するだけでは不十分です。スライドは、文章とは異なる表現形式だからです。 とはいえ、実は、著者の別記事で紹介した文章の推敲技術は、スライドの推敲にも使うことができ
こんにちは、マスダーです。 ゲーム業界のカンファレンスである、CEDEC2024で登壇してきました。 cedec.cesa.or.jp CEDECでの登壇は、2年ぶりで、3回目です。 今回は、「ゲームテストの基礎-ISTQBゲームテストシラバスの解説-」というタイトルで登壇をしました。 cedec.cesa.or.jp スライドは、こちらです。 僕が発表したシラバスの原本は英語でしたが、ついに日本語版もリリースされました。 https://jstqb.jp/dl/JSTQB-Syllabus.Foundation_CT_GaMe_v1.0.1.J01.pdf スライドにも記載してますが、ゲームテストは、なかなか書籍や文書になっていない分野ですので、ぜひゲームテスターの方には、日本語版シラバスを読んで、活用いただけると、嬉しいです。 最初に伝えたいこと 2024/06/18に発売された『脳に
開発部門(基盤本部)でエンジニアの育成を担当している高玉です。 BIGLOBEでは週に1日、集合型の新人エンジニア研修を開催しています。インターネットに公開された教育コンテンツを活用しながら、手を動かして学ぶ(Learn by doing)が特長です。 style.biglobe.co.jp 研修の後に必ずアンケートに回答してもらっているのですが、新人ならではの質問をもらえるのがいつも楽しみです。 さて、テスト駆動開発(Test Driven Development:TDD)について学んだ後にもらったのが、次の質問です。 Q 仕様がコロコロ変わるケースや、コードを触りながらわかっていくような非機能要件などには適用できなさそうだと思いました。どういったケースにTDDが用いられるのでしょうか。逆にどういったケースには向かないのでしょうか? 研修の様子をお伝えするために、この質問にどう回答したの
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