新型コロナウイルスの影響でリモートワークが進展した結果、注目度が増したコミュニケーションツールがあった。「Slack」である。 2017年11月に日本語版がローンチしたSlackは、チャットをベースに社内外の人とコミュニケーションを図るメッセージプラットフォーム。ローンチ直後から順調にユーザーを増やしていたが、今年に入りさらに増加ペースが速まった。たとえば、全世界で1日にログインするユーザー数が1200万人に到達したのは昨秋だが、今年3月には、全世界の“同時接続”ユーザー数が1250万人になったという。 なかでも日本はSlackの導入が進んでおり、世界で2番目のユーザー数を誇る。日本語版のローンチ前、英語版の段階からいくつかの日本企業で使われ、クチコミで良さが広まった。メルカリやDeNAがいち早く導入したのも有名だ。 一体なぜ、Slackは日本で広がったのか。そして今、どんな使い方が生まれ