海外でも広く愛されるカクテルの「雪国」を生み出し現代の名工にも選ばれた山形県酒田市のバーテンダー井山計一さんが、老衰のため、10日、市内の病院で亡くなりました。95歳でした。 井山計一さんは、昭和27年の27歳のときに仙台でバーテンダーの修行を始め、3年後に生まれ故郷の酒田市でバーを開きました。 その後、昭和34年のカクテルコンクールの全国大会で、オリジナルカクテルの「雪国」でグランプリを受賞し、「雪国」は日本だけでなく海外でも幅広く愛されるカクテルとなりました。 井山さんの歩みは3年前、ドキュメンタリー映画として公開され、井山さんは、厚生労働省が特に優れた技能を持つ職人や技術者を表彰する「現代の名工」に、去年選ばれました。 家族によりますと、井山さんはことし2月から体調を崩して酒田市内の病院に入院していましたが、10日、老衰のため亡くなったということです。95歳でした。
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