トラックドライバーは「産業の軸」――。そんなメッセージを訴える映像がユーチューブにアップされた。つくったのは、運送会社の現役社員と長距離ドライバーの2人。「しんどい仕事」と敬遠されがちなイメージを少しでも変えたいという。 映像は約4分間。雪が舞う道や夜間の高速道路を走るトラックや、荷物を積み込む様子などが音楽とともに流れる。そして出てくるテロップ。「世間に問いたい。我々は底辺職なのか」「いや、違う。我々は産業の軸だ」 「松本運送」(神戸市)で配車係として働く加藤光世さん(34)と、運送業者「和興」(長崎県諫早市)の長距離ドライバー、平松広也さん(32)が制作した。「Axis(軸) Log(物流) Project」と名付けたプロジェクトで、今回の映像が第1弾だ。 加藤さんは「『底辺職』という言葉は賛否あると思うが、運送業界に勤めていることを隠しがちな風潮もある。もっと堂々と胸を張って仕事をし