中国の全国人民代表大会(全人代=国会)常務委員会が10日、2日間の日程で北京で始まった。複数の香港メディアが9日、全人代常務委が香港基本法(憲法に相当)の解釈権を行使し、香港立法会(議会)の民主派議員21人のうち、少なくとも4議員の資格を剥奪する判断を下す見通しだと報じた。民意で選ばれた香港の議員が全人代の判断で地位を奪われる事態となり、高度な自治を保障した「1国2制度」の有名無実化が一層進むことになる。 民主派議員19人は9日夜に記者会見し、議員資格の剥奪が決まれば、集団辞職して抗議する方針を表明した。民主派は「反対派の存在を許さない中央政府のやり方は1国2制度に反している」と強く反発した。
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