将棋の藤井聡太三冠(19)=王位・叡王・棋聖=が5日、大阪市福島区の関西将棋会館で第71期王将戦(毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社主催)の挑戦者決定リーグ戦(通称・王将リーグ)の対局に臨み、豊島将之竜王(31)に101手で勝ち、リーグ成績を3勝0敗とした。藤井三冠は残り3局。無敗は藤井三冠だけで、自身初の王将挑戦に向け、前進した。敗れた豊島竜王は2勝3敗となった。 終局後、勝った藤井三冠は「まずは前半戦をいい形で終えることができたので、残り3局もしっかり指して挑戦を目指していければと思います」「残りのリーグも精いっぱい指していきたいと思います」などと話した。 王将戦は将棋界に八つあるタイトル戦の一つ。予選を勝ち抜いた3人の棋士とシード棋士4人の合計7人の棋士が総当たりのリーグ戦で、渡辺明王将(37)=名人、棋王と合わせ三冠=への挑戦権を争う。王将とリーグ優勝者による七番勝負は例年1月から