新年度予算が成立した28日の参院本会議で、れいわ新選組の山本太郎代表らが壇上の投票箱まで意図的にゆっくりと進み、時間の引き延ばしを狙った「牛歩戦術」をとった。尾辻秀久議長が何度も投票を促したが、最後は時間切れ。山本氏と木村英子氏は投票できなかった。 牛歩をしたのは、山本氏のほか、天畠大輔氏、木村氏の3議員。山本氏は壇上脇の階段でゆっくりと足踏みをし、天畠、木村両氏も車いすでスロープから動かなかった。尾辻氏は「速やかにご投票を願います」と繰り返したが、応じなかったため、2分で投票箱を閉鎖すると宣言。天畠氏は投票したが、山本、木村両氏は棄権と見なされた。 山本氏は壇上で「売国棄民予算に反対だ」などと叫び、議場は騒然となった。尾辻氏が「議長の許可なく発言するのはおやめください」と注意し、壇上から降りるよう命じた。 同党は予算案を採決した2月28日の衆院本会議でも、大石晃子氏と櫛渕万里氏が同じよう