自民党の平井卓也広報本部長は2日、フジテレビの番組で、自身が代表を務める党支部に寄付し、所得税が減額される優遇措置を受けたことを認めた。平井氏をめぐっては2020年に1000万円、21年に500万円を支部に寄付し、控除対象として記載したと毎日新聞が報じていた。 平井氏は番組の中で「当時、税理士に聞いたら、控除が受けられるということだった」として、法令違反には当たらないとの認識を示した。「おそらく同じようなことをされている議員はたくさんいる。ルールをちゃんと作るべきだと思う」とも述べた。 菅家一郎衆院議員や稲田朋美幹事長代理、福岡資麿参院政策審議会長も同様の手法で、所得税の優遇措置を受けていたことがすでに明らかになっている。