前回の記事の続きです。今回は、前回の記事において米国商務省によるフローチャートで輸出規制への該非判定を行った iOS アプリ「stone for iOS」を App Store へ登録申請し、それが一度のリジェクトを経て公開されるまでの経緯を紹介します。 ※記事へ引用の原文および参考訳は 2014年4月7日時点のものです ※引用文中の赤字・強調表示は筆者によるものです。「:」は引用の中略を示します 許可例外「TSU」とは? さて、暗号を使用するオープンソースの iOS アプリ「stone for iOS」は、ソースコードが「一般に入手可能(publicly available)」であることから 米国輸出管理規則上の許可例外のひとつである「TSU」の適用が可能で、その措置により商務省の輸出許可を得ることなく米国内の App Store からの輸出が可能であることがわかりました。 一連の許可例