新たな再生医療に道を開く可能性がある第3の多能性幹細胞「Muse細胞」を発見した東北大大学院医学系研究科の出沢真理教授は長年、再生医学への貢献を目指してきた。今回の発見には、前任の京都大での「偶然の出来事」が大きく影響したという。 出沢教授は千葉大大学院医学研究科で医学博士号取得後、千葉大助手や横浜市立大講師、京都大准教授を歴任し、2008年に東北大大学院教授に就任した。 5年ほど前、京都大准教授だった出沢教授は、共同研究者の教授との酒席に向かうため急いでいた際、培地と間違えて細胞に消化酵素の溶液をかけてしまった。 一晩以上たって見てみると、細胞は全滅している様子だったが、細胞の状態を詳しく確認。消化酵素に長時間さらされていたにもかかわらず、生き残っている細胞を見つけた。Muse細胞の特定につながる発見だったという。 成果について、東北大大学院医学系研究科の山本雅之研究科長は「大変
15日、米フロリダ州の航空宇宙局(NASA)ケネディ宇宙センターで新宇宙政策を発表するオバマ大統領=ロイター 【ケネディ宇宙センター(米フロリダ州)=山田哲朗】オバマ米大統領は15日、米航空宇宙局(NASA)ケネディ宇宙センターで宇宙政策について演説し、2030年代半ばまでに、火星の有人周回飛行を行うとする新たな目標を初めて明らかにした。 15年までに次世代ロケットを設計、25年までに長距離飛行が可能な宇宙船を設計し、まずは小惑星探査を始める。演説でオバマ大統領は「30年代半ばまでに人を火星軌道に送れると信じる」と述べ、有人飛行の成功後は、人が初めて火星着陸することを目指す。 オバマ政権は今年2月、スペースシャトルを年内で退役させるとともに、ブッシュ前政権の「コンステレーション(星座)」計画で開発中の新ロケットも廃止することを決めた。数年間、国際宇宙ステーション(ISS)への飛行手段は、民
国立がん研究センター東病院(千葉県柏市)は、漢方薬の解熱剤などに使われるゴボウの種子「牛蒡子(ごぼうし)」に、抗がん剤が効きにくい膵臓(すいぞう)がんの増殖を抑える作用があることを、マウスの実験で突き止めた。 患者を対象に臨床研究を行い、新しい治療法の実現化を目指す。 がん細胞のうち、酸素や栄養分が少ない環境で生き残るタイプは、抗がん剤が効きにくく、がん再発の原因になる。江角浩安院長らは、酸素や栄養分が少ない環境で培養したがん細胞に、牛蒡子に含まれるアルクチゲニンを加えると、がん細胞が激減することを発見。膵臓がんのマウスは通常、生後55日ですべて死ぬが、牛蒡子を1回50〜100マイクロ・グラムずつ週5回投与すると、生後100日を過ぎても半数が生き残った。 江角院長は「膵臓がんの患者にも効果があるか、早く検証したい」と話している。
長妻昭厚生労働相は19日、企業が行う健康診断で、精神疾患に関する検査を義務づける方針を示した。労働安全衛生法の改正も検討する。増え続けるうつ病や自殺を防ぐ狙い。都内で記者団に述べた。 労働安全衛生法は、原則として1年に最低1回、従業員の定期健康診断を行うことを事業主に義務づけている。違反すれば50万円以下の罰金となる。労働者にも受診義務があるが、罰則はない。同法規則が定めている検査項目には、血圧や肝機能、血糖などはあるが、問診も含めメンタルヘルスに関する項目は明示されていない。 厚労省は1月に「自殺・うつ病等対策プロジェクトチーム」を設置しており、近く中間報告がまとまる予定。中間報告には精神疾患に関する検査の必要性を指摘する内容が盛り込まれる方向だ。同省安全衛生部の担当者は「法改正が必要か、省令改正で間に合うかも含めて検討することになる」と説明している。 同省によると、2008年度の
ホンダは28日、新型の燃料電池車(FCV)「CR―V e:FCEV」を世界初公開し、2024年夏以降に国内や北米で発売すると発表した。水素充填による航続距離は600キロメートル以上... マイクリップ登録する
クラウドコンピューティングに対する期待が急速に高まり、多くの企業で利活用の方法が具体的に検討されています。クラウドコンピューティングの一般的な利活用のモデルには、単純なアウトソーシングやサーバーの仮想化だけではない、ユーザーの期待があることを認識しなくてはなりません。 クラウドコンピューティングとは何でしょうか。米国国立標準技術研究所(National Institute of Standards and Technology, NIST)がクラウドコンピューティングの定義を公開したことで明確になってきました。 (1)On-demand self-service ユーザー側から自動的に、必要な機能のプロビジョニングが可能である (2)Broad network access さまざまなクライアントから標準的なネットワークプロトコルで利用できる (3)Resource pooling コンピ
スポック、お疲れさま!Photo:ロイター/アフロ [映画.com ニュース] 「スター・トレック」のMr.スポック役で知られる米俳優レナード・ニモイが、俳優業から引退することが明らかになった。 79歳のニモイは、カナダのトロント・サン紙のインタビューで、「60年もの間、プロの俳優としてやってきた。つねづね、いい気分のまま終わらせたいと思っていた。最高に楽しい役者人生だったよ」と引退を表明。ニモイは現在、新版「スター・トレック」の監督を務めたJ・J・エイブラムスがプロデュースする米FOXのドラマ「フリンジ」にウィリアム・ベル役で出演中だが、自身の最終出演シーンの撮影を終えたばかり。それが自らの俳優としての“ウィニングラン”になると語った。 ニモイはまた、エイブラムス版「スター・トレック」でMr.スポックを演じているザッカリー・クイントについても言及。「素晴らしい俳優であり、スポックらしくも
引退を発表したレナード・ニモイ - Steve Granitz / WireImage / Getty Images テレビドラマ「スター・トレック」でミスター・スポックを演じたレナード・ニモイが俳優を引退することを発表した。 「僕はこの仕事を60年間やってきた。いい状態で引退できるのをうれしく思う。最高に楽しかったよ」と、レナードはトロント・サン紙に語っている。レナードはテレビドラマ「FRINGE/フリンジ」で謎の科学者ウィリアム・ベル博士を演じ、先日、最後のシーンの撮影を終えたばかり。ここで引退ということは、2012年に封切りが予定されている映画『スター・トレック』の続編へのカメオ出演はないということになる。 若きころのスポックを映画で演じたザッカリー・クイントについてレナードは、「彼は優秀な俳優だ。スポックらしくもあるし、スポックというキャラクターが生き続けてくれることをうれしく思う
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く