第16回剣道世界選手権の大会ポスターは、人気漫画「SLAM DUNK(スラムダンク)」で知られる井上雄彦氏がデザインした 剣道の世界選手権が5月29日、日本武道館で開幕する。武士道・日本の「お家芸」と単純に考えると、足をすくわれることになるだろう。近年、出場各国のレベルアップは著しく、日本の優勝は確約されていない状況だ。最大のライバルは、今回も隣国・韓国。順当にいけば決勝で韓国と対戦することになるが、日本以上に闘志を前面に押し出してくる韓国にはどれだけ警戒しても十分ということはない。「剣道が剣道でなくなった日」。2012年、イタリアで開催された前回大会決勝の記憶がよみがえる。 「敵対心」をむきだしに個人と団体で行われる剣道の世界選手権。最大のクライマックスは男子団体戦にあることは疑う余地がない。「国の威信」がかかった団体戦を制したチームこそが真の王者として認められるからだ。 前回大会の決勝