【台北・福岡静哉】香港の公共放送RTHK(電子版)は4日までに、中国政府の出先機関が、香港の書店のうち半数以上を事実上の株主として傘下に置いていると報じた。中国の一部である香港は「1国2制度」のもと、出版の自由も保障されているが、近年は中国当局による干渉への懸念が強まっている。 RTHKによると、香港の出版社「聯合出版集団」は、大規模な書店チェーンを含む香港の53書店と、30の出版社を所有。この…
銅鑼湾書店関係者らの「即時釈放」などを求め、香港島にある中国政府の出先機関に向けてデモ行進する民主派メンバー=香港で1月31日、鈴木玲子撮影 【香港・鈴木玲子】中国共産党に批判的な書籍を扱っていた香港の「銅鑼湾書店」関係者5人が失踪した事件は、香港の「高度な自治」を認めた「1国2制度」を揺さぶる事態に発展している。これまでに2人が中国本土にいることが判明し、言論・出版界に対する中国当局の圧力との見方が強まった。香港の民主派は「政治的理由による拉致だ」と中国当局を非難している。 「『1国2制度』を守れ」。民主派メンバーは31日、香港島にある中国政府の出先機関前で抗議デモを行い、5人の早期釈放を求めた。主催した民主派団体の何俊仁氏は「多くの香港人が恐怖を感じている」と訴えた。
トップ10に日本の作家が4人もランクイン 年初から、広東省の週刊紙『南方週末』の記事差し替え事件が話題になった中国だが、実際のところ、中国のメディアはどうなっているのか? とくに紙出版はどうなっているのか? 今回から2回にわたって、中国の出版事情をレポートしたい。 現在、日中関係は過去最大の緊張関係に入っているが、中国では日本の書籍の人気は衰えていない。文芸作品からビジネス書にいたるまで、中国人の日本の書籍に関する関心は高い。2012年9月、北京の大型書店から村上春樹や東野圭吾などの作品が一時的に撤去されたといったニュースがあったが、今は元に戻っており、平台や書棚には日本関連の本が並んでいる。 昨年末の中国の英字紙『China Dairy』の記事によると、12年の中国国内ベストセラー(ロイヤリティ金額ランキング)の海外作家部門トップ10には、なんと日本人作家の作品が4つもランクインしている
中国のネット検索最大手「百度」(バイドゥ)の文書共有サイトに、日本のマンガや小説などの海賊版が投稿されている問題で、日本書籍出版協会(460社加盟)など出版関連主要4団体は24日、百度と初協議し、防止策を講じるよう求めた。百度は「誠実に対応する」と答えた。 百度は、投稿された電子データを他人と共有できるサービスを提供している。昨年11月に日本版の共有サイト「Baiduライブラリ」が始まり、これまでに投稿された海賊版が多数見つかっている。 集英社は人気マンガ「ワンピース」など約1600件、小学館も約700件の削除をそれぞれ求めるなど出版各社が百度に海賊版の削除を要請すると、百度は応じてきた。しかし、海賊版の投稿は後を絶たず、いたちごっこが続いているという。 出版団体は今回、百度に対し、削除要請への迅速な対応や、海賊版の投稿を防ぐ仕組み作りを要請。百度の中国のサイトにも海賊版が投稿されて
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く