九州大学六本松キャンパス(福岡市中央区)跡地利用の基本的な考え方を探る独立行政法人都市再生機構(UR)設置の「まちづくりコンセプト委員会」(座長、出口敦・九州大人間環境学研究院教授)最終会合が11日あり、将来像を「『青陵』の街」、将来像に向けた街づくりの方針を「『緑』『学び』『人』『空間』をつなぐ」とするコンセプトをまとめた。 跡地6.5ヘクタールを買い受けるURは新年度、今回のコンセプトを基に、市や九大、司法機関、地域と協議し、整備のガイドラインを策定する。跡地内に造る道路、散策路、広場など公共空間の規模と配置を決める。 さらに、ガイドラインに沿ってより具体的な整備計画を策定。URが道路などを整備した上で、司法機関や公募する民間事業者に跡地を再売却か賃貸借し、建物が出来ていく流れ。今後は、コンセプトがどう生かされるか注目される。 コンセプトは、将来像に「希望にあふれた若者を育てる緑豊かな