発達障害や精神障害など障害がある大学生が10年前に比べて4倍に増えている。中には「人に会うのがつらくて、授業に参加できない」や「大学に行けない」といった苦痛を抱え、大学に相談するケースもある。1日に改正障害者差別解消法が施行され、私立大学を含む全ての大学に対して障害のある学生らへの合理的配慮が義務付けられた。大学間の取り組みには温度差もあり、学生の学びの環境が確保されるか課題もある。 相談は多岐に 「聴覚過敏がある場合は、環境音を軽減するために周りの音を遮るヘッドホンを着けて授業を受ける」 「授業を聞きながら板書を写すのが苦手な学生は、聞くことに徹するために、写真撮影を認めてもらう」 「複数の課題を同時に管理することが難しい学生は教授に連絡し、課題に取り組めるよう提出期限の延長を検討してもらう」 「体調不良で欠席する場合、その都度教授に連絡し、怠惰でないことを理解してもらう」 約1万500
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