産経新聞によれば,「道徳教育を進める有識者の会」なるものが発足したのだそうです。 なんでも, 誰の言葉からも日本人の心の荒廃への危惧(きぐ)がのぞく。コーディネーターの八木秀次・日本教育再生機構理事長は「日本人の劣化」と表現、「社会を建て直すには学校の道徳教育から始めるしかない」と締めくくった。 とのことなのですが,学校の道徳教育から初めて社会を立て直そうと思うと,その社会が建て直るまでには,そのような教育を受けた人々が社会の中心になるまでの数十年単位の期間が掛かってしまいます。そんなことよりまず,守られるべきと考える「徳目」を自ら実践し,順次自らに近い人から感化していく方が,まだ社会の立て直しを速く推し進めることができるのではないでしょうか。 どうも我が国の保守系の方々を見ていると,「道徳」というのは自らが守るべき規律ではなく,他人,とりわけ自分よりも弱い立場にいる人々に押しつけたい規律
ノーベル物理学賞の受賞が決まった京都産業大教授の益川敏英さんと日本学術振興会理事の小林誠さんが10日午前、2人そろって塩谷文部科学相と野田科学技術相を訪問した。 益川さんは塩谷文科相に、大学受験などで、難しい問題は深く考えず易しい問題だけを選んで解くよう指導している学校の現状を指摘。「これでは、考えない人間を作る『教育汚染』だ。親も、じつは教育熱心じゃなくて『教育結果熱心』だ」と教育のあり方を手厳しく批判。 小林さんも「検定教科書には必要最低限のことが書いてあるだけ。もっとストーリーが必要」と、読む気を失わせる教科書の現状に苦言を呈した。 野田科技相が、「雲の上の人が地上に降りてきた感じ」と緊張気味にあいさつすると、益川さんは「ひねくれものですから」と恐縮。言葉少ない小林さんは、「(しゃべりは)益川さんに任せてますから」と笑顔を見せた。
オワンクラゲから緑色蛍光タンパク質(GFP)を発見した下村脩さんがノーベル化学賞を受賞したことで、山形県鶴岡市の加茂水族館が話題になっている。国内でオワンクラゲを展示する数少ない施設の一つで、急きょ展示スペースを拡大した。 世界一という約40種類のクラゲ展示室「クラネタリウム」を売りにする同館は、約5年前からオワンクラゲの繁殖と展示を行っている。朗報を受け、9日には大きな水槽に移し替え、「下村先生おめでとうございます」などと書かれたプレートを添えた。 「びっくりした。クラゲから成果が上がるなんてすごい」と喜ぶのは村上龍男館長。山口県下関市の水族館「海響館」も9日、オワンクラゲの展示を始めたが、「通年はうちだけではないか」と胸を張る。 9日はノーベル賞効果もあってか、通常より5割ほど多い約330人が来館。条件が整っていないため特徴的な緑色の発光現象は起きないが、来館者は直径約4センチを
仙台・宮城デスティネーションキャンペーン(DC)に合わせ、1日にJR陸羽東線を走った観光列車「リゾートみのり」と東北線を走った蒸気機関車(SL)に空席が目立ったことから、沿線の自治体や観光関係者ががっかりしている。指定席券は事前に売り切れたものの、ファンが収集目的で購入、実際は乗車しないケースが出たことなどが影響したとみられる。 この日、みのりは小牛田―新庄間を、SLは仙台―小牛田間を1往復した。いずれも全席完売したが、古川駅から下りのみのりに乗った大崎市関係者は「実際に乗っている人は半分に満たなかった」、松山町駅から上りのSLを利用した地元関係者も「完売と聞いた割には空席が目立った」と口をそろえる。 みのりは初運行、SLの東北線運行は21年ぶりだった。JR東日本仙台支社は「実際に乗車した人の数は分からない」とした上で、「一番列車の切符を記念に保管する目的で購入したファンや途中下車した
自動車大量生産の幕開けを告げた米国のT型フォードや最新のF1エンジンを展示する「自動車の過去・未来館」が11月1日、仙台市青葉区の東北大工学部内に開設される。創立100周年記念の一環として同大大学院工学研究科が設置した。 展示されるのはT型フォード(1926年製)と、T型の後継モデルのA型(1931年製)各1台、トヨタ開発のF1用エンジン1基。T型は約1500万台生産された大衆車の先駆けで、人々のライフスタイルなど他方面に影響を与えた。A型は洗練された外観が特徴。2台とも、アンティーク収集家で東北大と共同研究の実績があるバーコードリーダー製造、オプトエレクトロニクス(埼玉県)の俵政美社長が寄贈した。 F1エンジンはV型10気筒で、排気量2998cc、最高出力900馬力。トヨタから贈られた。 建物は、約80平方メートルの平屋で円筒形のガラス張り。説明文や大型の動画ディスプレーも設置する
数多あるカーネギー図書館の中でも、カーネギーが建設費だけでなく運営費まで寄付した4館のうちの1館、ホームステッド・カーネギー図書館(ペンシルベニア州)が、このほど財政難のため、図書館長をレイオフするという措置を取るという事態に陥りました。また同時に、同館に併設されている音楽ホールと室内プールつきフィットネスクラブを管理する事務局長もレイオフされました。 同館はカーネギーの経営する製鉄工場が立地していた地域にあり、カーネギーは同館の建設費だけでなく、運営費まで助成してきました。カーネギー死後も、その工場を継承したU.S. Steel社が運営費を助成してきましたが、工場を閉鎖した1988年以後、同館はコミュニティが運営することになりました。これ以後、徐々に財政難に陥り、ついにこのような事態となったとのことです。 この措置を取った同館の図書館委員会は、レイオフは一時的なものであるとし、寄付金を募
原油高に伴う航空運賃の高騰、また国家的財政危機による各機関の交通費等緊縮化に伴い、米国図書館協会(ALA)の財政は厳しい状況に陥っています。ALAの冬季大会、年次大会への出席者が減ることが予想され、会議の参加費からの収入も減ると見なされています。すでに60万ドル(約6,000万円)の予算をカットしたとのことで、さらなる対応については2009年1月23~28日にコロラド州デンバーで開催される冬季大会で報告される予定とのことです。 ALA Planning for Tough Year Ahead – 9/27/2008 – Library Journal http://www.libraryjournal.com/article/CA6599901.html
英国博物館・図書館・文書館国家評議会(MLA)は、新たな住宅地開発にあたって、公共図書館や文書館をどのように整備・提供してゆくかについての調査をおこない、報告書を公表しています。 新たに必要となる図書館や文書館の設備や規模、建設に要する費用の見積を提示した上で、地方公共団体は「1990年開発法」に基づき、図書館整備のための費用として、少なくとも1人当たり90ポンド(約15,000円)、文書館整備費用として1人あたり22ポンド(約3,700円)を開発者から徴収すべきであると、提言しています。 Public Libraries, Archives and New Development: A Standard Charge Approach http://www.mla.gov.uk/resources/assets//P/Public_Libraries__Archives_and_New_
ニックネーム:イダヒロユキ 伊田広行 都道府県:大阪府 HPはhttp://www.geocities.jp/idadefiro/過去ブログへはカレンダーの〈 〉記号やカテゴリーから。 »くわしく見る バクシーシ山下っていう、AV監督の本は、つまらなくて、ひどい バクシーシ山下というAV監督が「よりみちパン!セ」というシリーズで『ひとはみな、ハダカになる。』という本を出版した。 その本の回収・絶版を求める運動が起こっている。その要望書を一読して、基本的に私は賛成だとおもった。 「回収・絶版」がいいかは微妙なところで、むしろこの監督のこれまでのひどい言動(作品)をあぶりだし、性に関わる議論が巻き起こり、実質上性暴力への批判意識(ひどい作品へのリテラシー力)が高まることが望ましい、対抗的なすばらしい関係性、豊かな性とはなにかという議論が広がることが理想的だと思うので、どこかで急にこ
ネーミングライツで民間の提案を募集/横浜市 : ローカルニュース : ニュース : カナロコ -- 神奈川新聞 http://www.kanaloco.jp/localnews/entry/entryxiiioct0810171/ 横浜市は二十日から、市の施設の名称に企業名などを入れて収入を得るネーミングライツ(命名権)について、民間の提案を募集する。これまで市側が対象施設を選び、スポンサーを募集してきた。応募受け付けは三十一日まで。 民間側と市側のニーズのミスマッチをなくす狙い。民間からの提案受け付けは全国初。春と秋の年二回、募集する。 提案は、スポーツセンターや公園、図書館、関内ホールなど市の公共的な約三千八百施設が対象で、一部でも可。 最初ざっと一読したときに、横浜市が図書館のネーミングライツを検討しているのかと思ったけど、具体的に図書館のネーミングライツを考えているというより、市内
お茶の水女子大学附属図書館のLiSA(Library Student Assistant)の活動ブログです。LiSAは、LiSAメンバーと図書館スタッフの協働による図書館活性化のための活動です。 もできりこです。 10月7日に福井大学から学部4年生の田川さんが卒論のための調査に本学図書館に見学に来てくださいました。 遠路はるばるご訪問くださってありがとうございました。(しかも夜行バスで往復とは!私にはぜぇーーたいにできない行動です) その時のご質問の中に「なぜ、お茶大図書館はITセンターや現代GPなどの他部署と自然に連携して仕事ができているのか?そのコツは?」というのがありました。 そのコツは?と聞かれて、改めて考えてみたのですけど、私の答えは「普通にお話すればいいのでは?」という答えにもならぬものでした。 でも、同席してたうちのスタッフが後で言いますには、その「普通にお話しする」ってこと
英国情報システム合同委員会(JISC)が、英国の高等教育/継続教育機関の図書館で部長、ディレクター、マネージャーなど管理職に就いていたり「シニア」の肩書きを有していたりする年長のライブラリアンを対象とした意識調査を行い、その結果を発表しています。これは毎年行っているもので、将来の方向性・課題、コンテンツとライセンスの問題、デジタル化の問題、JISC Collectionへの満足度、コミュニケーションに関する問題(JISCの活動について、マーケティングについて、SNSやクラウドコンピューティングについて、等)などを尋ねています。 このうち、将来の方向性に関しては、今後1年間に所属館に変化が起こると考えられるか、今後数年に大学図書館が直面する課題は何か、大学図書館は非学術的(non-academic)サービスを伝統的学術的サービスを補完するものとして拡大すべきか、すべきだとすればどのようなサー
苦戦しているのは日本学術雑誌だけでは無いかもしれない。 主要な出版社が学術雑誌の購読料を高騰させ続けている中で、購読料ではなく投稿料によって発行費用をまかない、ネット上で無料で公開するOpen Accessという方式で190を超える学術雑誌を出しているが大手学術出版社のSpringerに買収されるというニュースがあった。 Open Access Japan | オープンアクセスジャパン - SpringerがBioMed Centralを買収 http://www.openaccessjapan.com/2008/10/springerbiomed-central.html Springer社がBioMed Centralを買収 | カレントアウェアネス・ポータル http://current.ndl.go.jp/node/8994 Springer、BioMed Centralを買収へ
ノーベル賞の話題の中で、興味深い記事が出た。 小林・益川両氏も論文発表、伝統の学術誌が赤字で廃刊危機 : 科学 : YOMIURI ONLINE(読売新聞) http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20081009-OYT1T00429.htm ノーベル物理学賞受賞論文が掲載された、国内発行の英文学術雑誌、Progress of Theoretical Physicsが危機にあるとのこと。 Progress of Theoretical Physicsのサイトはこちら。 PTP Homepage http://www2.yukawa.kyoto-u.ac.jp/~ptpwww/index-j.html ノーベル物理学賞受賞論文が公開されています。 CP-Violation in the Renormalizable Theory of Weak Inte
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